CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

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自治体間交流

姉妹交流活動の参考事例

姉妹自治体優良事例紹介

パッサウ市姉妹都市提携20周年記念行事

  • 秋田県 秋田市
    秋田市
  • ドイツ連邦共和国 バイエルン州
    パッサウ

交流事業の特色

  • 本市は、秋田市国際化マスタープラン(平成13年7月策定)に基づく、市民を主体とした国際交流を促進するとともに、その成果を市民へ具体的に還元することを目的として、交流している。
  • 目的達成のための団体として、平成14年1月23日に秋田市姉妹都市フォーラムを設置した。
  • 昨年、本市の姉妹都市であるドイツ・パッサウ市と提携20周年の節目を記念し、フォーラム会員などを構成員とする「パッサウ市姉妹都市提携20周年記念行事実行委員会」を設置し、市民主体による交流を行った。
  • 実行委員会では、交流事業の当日の運営だけでなく、企画段階から積極的な意見を出し、事業に反映させた。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.city.akita.akita.jp/city/pl/in/default.htm
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写真展と同時開催された「金の髪飾り」製作実演
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多くのパッサウ市民と秋田市民が参加した晩餐会
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ショッピングセンター内で行われた記念式典の児童による竿燈演技

交流事業の内容

 パッサウ市姉妹都市提携20周年記念行事を行う際、市民と協働で、企画と当日の運営を行った。

  1. パッサウ市姉妹都市提携20周年記念式典
    パッサウ市から、公式訪問団および青少年スポーツ交流団約60名を招待し、市民に開かれた式典を行うため、ショッピングセンター内で開催した。式典では、本市のヤートセ演技や児童による竿燈演技など、次代を担う子供達が主体的に参加した。
  2. エルマー・スラマ ピアノコンサート
    パッサウ市在住の著名なピアニストであるエルマー・スラマ氏を招待し、記念のピアノコンサートを開催した。司会や通訳のほか、ポスターやちらしの配布などの周知についても市民が主体的に行った結果、約500名が参加した。
  3. エルマー・スラマ氏歓迎会
    青少年によるオーケストラ演奏を皮切りに、スラマ氏が入場して始まり、ピアノ演奏やあいさつなどを織り交ぜ、終始和やかな雰囲気で行われた。受付や司会のほか、会場の装飾や飲食物のメニューについても市民による様々な工夫が施された。
  4. パッサウ市写真展
    平成15年にパッサウ市へ撮影旅行をした「海外撮影紀行の会」の協力を得て、美しい中世の街並みや市民の生活、表情などを様々な角度から撮影した64点を展示した。市民の意見により、開かれた会場で行ったことやパッサウ市民有志による200年以上の伝統がある「金の髪飾り(ゴールデンハオベン)」の製作実演も相まって、多くの秋田市民が鑑賞した。
  5. 晩餐会
    秋田市建都400年記念式典のため訪れていた他の交流都市の首長も招待し、パッサウ市公式訪問団や市民など計約200人が参加した。市民が企画した本県の伝統芸能の披露や記念品の贈呈が行われ、多くの参加者で賑わった。
秋田市の概要パッサウ市の概要
人口 336,250人 50,683人
面積 905.67km2 69.7km2
概況 秋田県の県都として着実な発展を遂げ、平成9年には中核市へ移行し、平成17年1月には旧雄和町・河辺町を合併し、33万6千人超の都市となっている。本市は、県都・中核市として、適切に都市機能が集積し、商工業や芸術文化、福祉、医療、教育、環境サービスなど広範な分野で力強く地域を牽引する高次集積都市・先進都市を目指している。 ドイツ・バイエルン州の東部に位置する人口およそ5万人の都市である。州都ミュンヘンから東約180キロメートル、オーストリアとの国境に接し、ドナウ川、イン川、イルツ川の合流点にあり、河川を利用した水運と鉄道の要衝となっている。ドナウ川左岸の丘陵には、司教の居館フェステ・オーバーハウス(13~16世紀建設)が現存し、歴史博物館として市民に公開されている。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 1984年4月8日
姉妹都市提携の経緯 昭和47年(1972年)に秋田日独協会が発足し、ドイツとの交流が始まったことから、開かれた国際人および国際都市秋田市を目指し、ヨーロッパとの文化交流の窓口としてドイツの都市と友好関係を結びたいという機運が市民の間で高まり、姉妹都市提携に至った。
交流事業の展望、課題等 今後も、秋田市国際化マスタープランに基づき、市民主体の交流による友好親善と相互理解を促進していくため、事業の企画段階から、秋田市姉妹都市フォーラムの会員と協働で実施していく。

ショプロン市友好交流事業

  • 秋田県 鹿角市
    鹿角国際交流協会
  • ハンガリー ジュール・モション・ショプロン県
    ショプロン市

交流事業の特色

 鹿角国際交流協会が主体となり、日・EU市民交流年国際交流行事である「2005年 ショプロン市における日本との出会い」へ、次代を担う花輪の町踊り青年を派遣し、ショプロン市やEUの様々な国々の人々へ日本の伝統文化を伝えるとともに、より一層の交流を深めることにより、友好姉妹都市としての役割を果たすことができた。

 また、鹿角国際交流協会より派遣されている日本語語学指導員も、重要なスタッフとしてこのイベントを盛り上げ、ショプロン市と日本の架け橋となった。

詳しくはこちらをご覧ください。
鹿角国際交流協会 http://www.city.kazuno.akita.jp/
ショプロン市 http://www.sopron.hu/pm-hivatal
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交流事業の内容

 地域における国際化のあり方を検討し、活動するために市民有志で設立した鹿角国際交流協会では、市の補助を受けながら、姉妹都市ショプロンとのホームステイ受入派遣事業や日本語語学指導員派遣事業、また鹿角市内での外国語講座や国際料理教室などの活動を行っている。

日本語語学指導員派遣事業については、平成9年より事業を開始し、今まで4人の指導員を派遣している。日本語や日本の文化、習慣などを伝えるかたわら、市と連携を密にして、鹿角市のホームページや広報などでショプロンについて広く紹介するなど、本市の国際化の推進になくてはならない存在であり、両市の重要な架け橋となっている。

 また、市内での活動として、外国語講座や国際料理教室には、国際交流員を講師として事業を展開するなど、地域の国際化に積極的に取り組んでいる。

 平成17年は、日・EU市民交流年で、ショプロン市における大きなイベント「2005年ショプロン市における日本との出会い」へ、鹿角国際交流協会より花輪の町踊り青年7名を派遣し、行政訪問団3名も参加した。

 このイベントで「町踊り」を披露するとともに、「町踊り」教室の開催、日本語教室への参加もし、より一層の交流を深めることができ、そして、国際感覚の涵養や視野の拡大による国際社会に対応しうる人材を育成することもできた。

鹿角市の概要ショプロン市の概要
人口 37,627人 53,650人
面積 707.34km2 169km2
概況 北東北三県のほぼ中央となる秋田県の北東部に位置し、南北に十和田八幡平国立公園を抱え、奥羽山脈の峰々と米代川に代表される清流が織りなす四季の風情が豊かな都市である。
主要産業は農業と鉱業の時代が長く続いたが、社会経済情勢の変化とともに、第3次産業が多くなってきている。
市内には、2つのインターチェンジがあり、盛岡・青森・八戸などの主要都市と1時間圏内で結ばれ、これらの都市との経済・文化面での交流圏となっている。
ハンガリー西部、オーストリアとの国境の近くに位置し、アルプスの麓にあるため、アルプスから吹く風が冷たく感じられる。
交通の要衝であり、ローマ時代には通商の街として栄えた。ハンガリーの国土のほとんどが、トルコ軍の侵略によって荒らされ壊滅的打撃を受けた中、ショプロンには中世の町並みが非常によく残っており、後のバロック様式の建物と見事に調和し、西ハンガリー随一の観光地となっている。
伝統産業は、繊維工業・木材加工業・ぶどう酒製造業などである。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 2002年5月23日
姉妹都市提携の経緯 1995年、教育・文化に関する友好交流の協定を提携し、以降青少年ホームステイ、日本語語学指導員派遣等を中心に交流を深める。2001年8月に鹿角市長をはじめとする訪問団がショプロン市を尋ねた際、ショプロン市長からさらに幅広い交流を図る為の姉妹都市提携について提案があり、2002年春に行う方向で協議がなされた。
今後の展望、課題等 ショプロン市より、音楽指導員を派遣していただき、語学のみならず、ショプロンの良き文化である音楽を通じての交流事業にも取り組んでいきたい。本市へ派遣されることにより、市民が今まで以上に異文化に触れることができ、感受性が豊かになり、国際化の推進につながっていくものと思われる。
このページに関するお問い合せ先
交流支援部交流親善課
Tel :  03-5213-1723
Fax :  03-5213-1742
Email : shimai@clair.or.jp
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