日本における外国人登録者数は、今や約２００万人を超える状況にあります。 また、グローバル化の進展、出生率の低下傾向などを勘案すると、それぞれの地域において外国人住民の占める割合は今後一層増大することが予想されます。
このように、外国人住民施策は、既に一部の地方公共団体や地域国際化協会のみならず、全国的な課題となりつつあります。
この「多言語生活情報」は、このような状況を踏まえ、財団法人自治体国際化協会が、平成１５年４月に、外国人の方々に日本で生活をするための情報を多言語で提供するために作成しました。
幸い、この「多言語生活情報」は、多くの地方公共団体や地域国際化協会において活用され、それぞれの地域情報を取り入れながら、外国人住民に対するガイドブックとして出版されています。
しかしながら、その後制度等も改正されたりしていることから、各方面から改訂の要望を頂きました。
このため、財団法人自治体国際化協会は、編集委員会を設け、それらの方々の意見を聴きつつ、「多言語生活情報」をこの度改訂致しました。
新たな「多言語生活情報」も、多くの地方公共団体や地域国際化協会において活用され、外国人の方々が少しでも日本の生活に円滑に適応し、安心して生活できるようになれば幸いです。

平成１９年３月