2014年12月10日配信
【クレア海外事務所フラッシュ】 ◎全豪姉妹都市会議で草の根交流を推進
◇全豪姉妹都市会議で草の根交流を推進
11月16日から19日まで、「全豪姉妹都市会議」が西オーストラリア州バンバリー市で行われた。都市交流に熱心なオーストラリアの自治体関係者が出席したほか、日本からは同市と姉妹都市の世田谷区が参加。同会議に出席したクレアの岡本保理事長は、姉妹都市を基にした相互理解は日豪双方の資産であり、安定的な経済交流にも寄与するとスピーチし、草の根交流の重要性を訴えた。(シドニー事務所)
◇国際友好都市大会で垣間見えた中国の世界戦略
11月27日から30日まで、世界56カ国から600人以上が参加して、中国国際友好都市大会が広東省広州市で開催。現在、2154組(うち日本が251組でトップ)もの友好都市を有する中国だが、大会セミナーでは南米・アフリカとの交流拡大や「海のシルクロード」が焦点に。隔年開催で今年が4回目となるこの大会においても、世界への展開に意気込む中国の国家戦略が垣間見えた。(北京事務所)
◇「和紙」への関心高まる
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」。クレアパリ事務所主催の「第2回 伝統と先端と~日本の地方の底力~」展においても、和紙を用いたタオルなど、伝統的な和紙を現代的にアレンジした製品を石川県、岐阜県、愛媛県、高知県が出展。伝統の継承だけでなく先端技術との融合が地域の活性化につながることが期待される。同展は12月20日までパリ日本文化会館で開催されている。(パリ事務所)
◇タイ・バンコクでオールジャパンの食品展を開催
11月、クレアシンガポール事務所などはバンコク中心部の高級百貨店サイアム・パラゴンで「日本ふるさと名産食品展」を開催した。富山県、静岡県、愛知県、奈良県、和歌山県、鳥取県、広島県、長崎県の事業者が、青果物、加工食品、梨ワインや梅酒などを販売。うどんや梅ゼリーの試食は多くのタイ人の関心を集め、奈良県の事業者はタイ人の好む固い柿だけを取り扱い完売した。(シンガポール事務所)
◇全米外国語教師協会総会で、東北地方への教育旅行誘致
全米外国語教師協会は、11月末にテキサス州サンアントニオで年次総会を開催。総会では、米国の大学・高校が福島県南相馬市や岩手県陸前高田市などを訪問した事例が紹介された。会場に併設された展示ブースでは、日本語教師を対象に、宮城県が震災からの復興状況の説明と教育旅行誘致のPRを実施。具体的な関心を示した参加者に対しては、同県が学校交流などをあっせん予定。(ニューヨーク事務所)
◇ロンドンを世界一のアクセシブル・シティへ
大ロンドン市は、ロンドンを世界一のアクセシブル(施設やサービスなどを障害や年齢に関係なく利用できる)・シティにするためのガイドラインを公表した。ガイドラインは、オリンピック・パラリンピック関連施設の経験を踏まえて、開発関係者が今後の開発に際してユニバーサル・デザインを確保するためのポイントなどを包括的かつコンパクトに提示。同関連施設で実現した最高レベルのアクセシビリティのロンドン中での実現を目指す。(ロンドン事務所)
◇1月からたばこが大幅増税
韓国で、来年1月からたばこ税を1箱当たり2000ウォン(約215円)引き上げる関連法案が12月2日に成立した。主流商品は1箱4500ウォン(約485円)に大幅に値上げされる。国民の健康増進が目的で、禁煙治療に健康保険を適用するための改正国民健康増進法も成立。なお、政府は年間2兆8000億ウォンの税収増を見込む。(ソウル事務所)
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