◇米国発、無差別銃発砲事件に巻き込まれた場合の対処法

　テキサス州ヒューストン市が２０１２年に作成した動画によると、無差別銃発砲事件に巻き込まれた場合、「逃げる、隠れる、戦う」の３点が対処法であり、それが生死を分けるという。同市の許可を得てクレアニューヨーク事務所が作成しユーチューブで公表している日本語字幕版の動画は、先月、民間企業向けの海外危機管理セミナーで紹介されており、海外に出張・赴任する自治体職員も必見。詳しくは、「ＲＵＮ　ＨＩＤＥ　ＦＩＧＨＴ　日本語字幕版」で検索を。（ニューヨーク事務所）

◇爆買いでも人気の日本製品、浙江省義烏市も熱い視線

　今年１０月、「第１７回日中韓３カ国地方政府交流会議」が開催される浙江省義烏市。同市の熊韜（ション・タオ）副市長がクレア北京事務所を訪問、６月４日から同市で開催される輸入商品博覧会に日本各地の製品を幅広く出展してほしいとアピールした。世界最大級の日用雑貨卸売市場を有し、中国で最も発展した県級市といわれる義烏市では、新たな保税区を整備、さまざまな優遇策も準備中とのこと。詳しくは、クレア北京事務所（ｃｌａｉｒｂｊ－ｊｐ＠ｃｌａｉｒ．ｏｒｇ．ｃｎ）まで。（北京事務所）

◇英国で震災後の福島を描いた映画上映

　震災後の福島県桑折町を舞台にピアノに魅せられた女子高生の青春と旅立ちを描いた映画「物置のピアノ」が、東日本大震災から４年となる３月１１日に在英日本大使館、１３日にロンドン大学で上映された。同大学では３５０人以上が集まり、会場は満席、立ち見となった。上映後、学生や一般の参加者からは「家族の絆や福島の自然の美しさに感動した」という感想が聞かれた。（ロンドン事務所）

◇日韓国交正常化５０周年記念「長崎デー　ｉｎ　釜山」

　３月２１日、長崎県は、友好都市交流協定を締結している釜山広域市の中心地・西面駅で「長崎デー　ｉｎ　釜山」を開催。日本の自治体の主催としては最初の日韓国交正常化５０周年記念認定事業で、長崎市、対馬市、雲仙市も参加して、特産品の紹介や観光パンフレットの配布、アンケート回答者を対象とした抽選会を実施。今後、日韓の地方間交流の盛り上がりが期待される。（ソウル事務所）

◇大学就職説明会でＪＥＴプログラムＰＲ　

　ＪＥＴプログラム（外国青年招致事業）ＯＢ・ＯＧ同窓会クイーンズランド支部が地元大学就職説明会で同プログラムのＰＲを行った。日本に興味のある学生たちが多く訪れ、先輩ＪＥＴたちに積極的に仕事内容やこれまでのキャリア・パスを質問するなど、大盛況に終わった。同プログラムの魅力を一番伝えられるＯＢ・ＯＧたちの力で、今後も魅力的な人材の参加が期待される。（シドニー事務所）

◇史上初、男女２人組選出制度によるフランスの議会議員選挙

　３月２２日および２９日、フランス全土で県議会議員選挙が行われた。大方の予想どおり国民運動連合（ＵＭＰ）を中心とした右派勢力が大躍進を果たす結果となったが、今回の選挙はその制度も注目された。地方議会の中で最も女性議員の割合が低かった県議会においても男女共同参画を促進させようと、新たに区割りを見直した２０５４の選挙区ごとに、男女ペアで立候補した２人組の中から１組を選出する新制度。女性議員の割合は、１３．９％から５０％に急上昇した。（パリ事務所）

◇「スマート・ネーション」構想の実現に向けて始動

　シンガポール政府は３月、国中から集めたリアルタイムデータを一元管理する集積接続装置（ＡＧボックス）１０３基の設計・設置について入札を実施した。この装置は国内に張り巡らされたセンサー通信網と接続し、照明管理や渋滞緩和などを可能にする。昨年６月に発表された世界初の国家規模ＩＴインフラ計画である「スマート・ネーション」構想が現実味を帯びてきた。（シンガポール事務所）