2015年6月10日配信
【クレア海外事務所フラッシュ】 ◎現代アートの中心地から富山県の伝統工芸を世界
◇現代アートの中心地から富山県の伝統工芸を世界へ!
5月15日から20日まで、ニューヨークで富山県の伝統工芸品の展示会が開催された。オープニングには石井隆一知事も出席。若手作家らによる伝統技術と現代的な感覚とが融合した展示品は、売れ行きもよく好評だった。会場の大西ギャラリーは、海外ではなじみの薄い日本の地方の伝統文化の発信に取り組んでおり、7月には茨城県の笠間焼の展示を予定。ギャラリーのホームページはこちら(http://onishigallery.com/)。(ニューヨーク事務所)
写真(上):ニューヨークで開催された富山県の伝統工芸品展示会の様子◇豪州スキー商戦早くも開幕
来季のスキー旅行の予約開始に合わせて、世界各国のスキーリゾートやスキー関連用品等を数多く紹介するスキー旅行博(Snow Travel Expo)が5月17日にシドニー、同24日にメルボルンで開催され、それぞれ6000人以上の来場者でにぎわった。欧米の名高いスキーリゾートも出展する中、北海道、青森、岩手、山形、新潟、長野の各スキーリゾート等が出展した日本エリアがひときわ活況を呈し、来季の訪日スキー需要も大いに期待される。(シドニー事務所)
写真(中):スキー旅行博の様子
写真(下):ニセコをはじめとした北海道関連のブース
◇中国からの対日観光投資を呼び込め~4知事がトップセールス~
5月22日、観光関係者3000人の訪中に合わせ、北京で観光産業に関する対日投資セミナー(日本貿易振興機構=JETRO主催)が行われた。二階俊博自民党総務会長、李金早中国国家旅游局長(観光局長)らのあいさつの後、北海道、埼玉、福井、奈良の4道県知事が各地域の観光投資の魅力を熱くアピール。さらに春秋航空日本分公司の孫振誠代表は充実した日本の投資環境を紹介。今後、中国からの観光客だけでなく、対日観光投資拡大にも注目が集まる。(北京事務所)
◇デュッセルドルフ「日本デー」の開催
5月30日にドイツ・デュッセルドルフ市等が主催する日本文化紹介イベント「日本デー」が約65万人の来場者を集めて開催された。武道や伝統芸能など日本の伝統的な文化に加えて、アニメやコスプレなどのポップカルチャーが特に若い世代を中心に大変な人気。自治体関係では、クレアロンドン、福島県や、同市との交流が10周年を迎えた千葉県がブースを出展して地域の魅力をPRし、好評を博した。(ロンドン事務所)
◇カンヌ映画祭でくまモンが熊本をPR
5月に開催されたフランスのカンヌ映画祭。全編が熊本県内で撮影された日本タイ国際共同製作映画「アリエル王子と監視人」が出展・上映されるとともに、会場に隣接するジャパン・パビリオンにはくまモンが登場し、くまモン自身が主演を務めるショートフィルムも上映された。熊本のすばらしさを映像を通じてPRし、外国人観光客の誘致を図った。(パリ事務所)
◇シンガポール・クアラルンプール間の高速鉄道完工時期見直し
シンガポール・クアラルンプール間を1時間半で結ぶとされる高速鉄道の建設について、シンガポール・マレーシア両国首脳は当初2020年完成とされていた計画を再考する表明をした。同鉄道は片道80~90シンガポールドルが予想されており、格安航空がもっとも痛手を負うとみられている。シンガポール側起点駅の建設が発表されたジュロンイースト地区は大企業のオフィス移転などが予想されており、今後注目される。(シンガポール事務所)
◇韓国で公務員年金改革法案が可決成立
年金の支払いに充当するための負債が増大し、公務員年金改革が急がれる韓国で、公務員の在職期間1年当たりの年金支給率を20年間で段階的に1.90%から1.70%に引き下げるとともに、納める保険料率を5年間で段階的に基準所得月額の7.0%から9.0%に引き上げるなどの「公務員年金法改正案」が成立した。これにより、財政負担が70年で約34兆円減となる見込み。(ソウル事務所)
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