【クレア海外事務所フラッシュ】　◎地方創生テーマに日韓研究会を開催

◇地方創生テーマに日韓研究会を開催

　７月１６日、クレアソウルと韓国地方行政研究院（ＫＲＩＬＡ）は共催で、「地方創生」をテーマにした研究会を開催した。日本側は佐賀県の西中隆統括本部長が出席し、県内の人口推計などを説明した上で、県独自の結婚支援策や、住民から公募した地域活性化の取り組みなどを紹介。日韓の参加者も交えて活発に議論が行われた。１１月１１日には共同セミナーをソウルで開催し、山口祥義佐賀県知事が基調講演を行う予定。（ソウル事務所）

　写真：研究会での議論の様子

◇パリで外国人記者を集めて情報発信＝兵庫県、豊岡市

　７月１５日、パリ市内ホテルを会場に、井戸敏三兵庫県知事や中貝宗治兵庫県豊岡市長が地元の食や観光などをＰＲした。ミラノ万博出展などの訪欧日程の一環。万博に合わせた日本の地方自治体のパリ訪問が続く中で、外国人記者協会の記者らを相手にしたイベントは珍しい。パリを舞台に世界への情報発信を狙うこの取り組みに、各国記者からの質問も相次ぎ、関心の高さがうかがえた。（パリ事務所）

◇英国のＪＥＴ、新たな生活への旅立ち

　語学指導等を行う外国青年を日本に招致するＪＥＴプログラム（外国青年招致事業）の出発前オリエンテーション・レセプションが７月９、１０の両日、ロンドンで開催。新ＪＥＴを代表してあいさつしたアーロン・ブースさん（仙台市へ赴任）は、１９５３年に英国を襲った水害にも言及しつつ、「教育指導だけでなく、東北地方の復興、発展にも積極的に取り組みたい」と抱負を述べた。（ロンドン事務所）

◇日本パビリオンは大盛況＝「北京国際旅游博覧会」

　６月２６日、「北京国際旅游博覧会（ＢＩＴＥ）２０１５」が開幕、九州観光推進機構や沖縄県、札幌市、新潟市など１９団体が出展した。過去最高となった昨年の訪日数の倍以上のペースで増加している空前の訪日観光ブームを反映し、日本パビリオンは大盛況。来場者は各地のパンフレットを手に取りながら、温泉などの観光情報だけでなく、買い物スポットなどの情報にも強く関心を示すなど、旺盛な購買意欲がうかがえた。（北京事務所）

◇北米から５５倍の応募＝「ＪＥＴプログラム経験者里帰り事業」

　クレアでは、世界中から選ばれた１１人のＪＥＴプログラム（外国青年招致事業）同窓生が、かつての赴任自治体に里帰りする事業を１１月に実施する。参加者は、自ら企画した「里帰りプラン」に基づき、自治体との交流を深め、ＳＮＳなどを通じて日本の地域の魅力を世界に発信する。北米では、わずか４週間弱の公募期間に、定員３人の５５倍にあたる応募者から熱い思いが寄せられた。（ニューヨーク事務所）

◇女性の管理職登用推進、シンガポールでも課題

　シンガポール企業における女性の管理職登用率は年々漸増しているものの、いまだ約９％にとどまり、国際的に低水準。このため、今年６月、１００人を超える女性起業家たちがＮＧＯを設立。２０２０年までに当該率を２０％に引き上げるべく、統計的手法を用いた研究および提言を行っていく。日本などでも立ち上げる計画があるという。（シンガポール事務所）

◇多文化政策先進地オーストラリアを学ぼう

　１０月２６日から１週間、クレアシドニーが多文化セミナーを開催する。国民の４分の１が海外生まれのオーストラリアでは、定住支援・教育面などで充実した多文化政策が展開されている。セミナーでは州政府機関、自治体、ＮＧＯ団体等を訪問し、豪州の最新事情を学ぶことができる。８月３１日まで参加者募集中！詳しくは、以下のホームページで。（シドニー事務所）

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