◇大使館で「花と茶の都」静岡の魅力を紹介＝北京

　１０月１４日、在中国日本国大使館で、静岡県主催の「花と茶の都　静岡和文化体験会」が開催された。静岡名産の花と茶を用いて、華道池坊と茶道裏千家による華道・茶道の実演、体験会が行われ、一般公募で集まった中国人やメディアなどの来場者１８２人に同県と日本文化の魅力を伝えた。日中平和友好条約締結４０周年記念事業として開催された同体験会は、最近の日中関係改善と訪日旅行ブームを背景に大盛況で、中国人の日本の地方に対する関心の高まりを改めて感じさせるものとなった。（北京事務所）

◇滋賀県に伝わる「人形浄瑠璃」をデトロイトで披露＝米国ミシガン州

　１０月５日と６日の２日間、滋賀県と米ミシガン州の姉妹提携５０周年を記念して、同県に伝わる伝統芸能「人形浄瑠璃」を実演する「冨田人形共遊団」が、デトロイト美術館で公演を行った。両日とも約４００人の来場者が集まり、人形浄瑠璃が醸し出す迫力の演技や感情表現の世界を楽しんでいた。団長の阿部秀彦氏は、「人形浄瑠璃は、海外では歌舞伎ほどなじみはないものの、言葉の壁を乗り越え現地の方に受け入れていただいた」と話した。同団では、文化交流を推進するため積極的に海外公演を行ったり、留学生を受け入れて指導したりするなど、さらなる人形浄瑠璃の普及を目指している。（ニューヨーク事務所）

◇蒜山郷原漆器をロンドンで展示

　９月２２、２３日の両日に、岡山県真庭市の伝統工芸品である「郷原漆器」の展示とワークショップが行われた。この展示は、同月開催された「Ｌｏｎｄｏｎ　Ｄｅｓｉｇｎ　Ｆｅｓｔｉｖａｌ」期間中、ロンドンで優れた日本の工芸品販売を手掛けるショップ「ｗａｇｕｍｉ」の協力のもと実現した。会場では作家の髙月国光氏が作品作りを披露し、現地の人々から大きな関心を集めた。中には熱心に質問をする若い世代の姿も見られた。イベントには２日間で約１５０人が足を運んだ。（ロンドン事務所）

写真：会場となった「ｗａｇｕｍｉ」での展示

◇伊原木岡山県知事が岡山デニムの魅力を特別講義！＝ファッションの本場、パリで

　１０月８日、未来のファッションデザイナーを育てるファッション専門学校・エスモードパリ校で、伊原木隆太岡山県知事が、独特の風合いや深い色合いなど匠（たくみ）の技によってこだわり抜かれた岡山デニムの魅力を講義した。講義後には岡山デニムのファッションデザインコンテストを開催し、同校生が応募した５１作品から選ばれた上位４作品の最終審査を行った。最優秀賞受賞者には岡山デニム研修旅行が贈呈され、受賞者は岡山デニムの将来性を熱く語っていた。（パリ事務所）

◇ＪＥＴプログラム終了者の帰国歓迎会を開催＝シンガポール

　１０月５日、シンガポールでＪＥＴプログラム（語学指導等を行う外国青年招致事業）を終了した帰国者への帰国歓迎会が開催され、在星日本国大使館参事官、クレアシンガポール事務所長、日系企業幹部・社員、各自治体駐在員、現地政府関係者ら１２５人が出席した。帰国者は同プログラムの同窓会組織に加入し、日本文化を発信するイベントや旅行博における自治体の出展の支援などを行う。親日・知日派である同プログラム終了者のシンガポール国内での今後の活躍が期待される。（シンガポール事務所）

写真上：ＪＥＴプログラム終了者による発表　　　　　写真下：集合写真

◇韓国ケーブルテレビが愛媛県の魅力を取材！

　９月１１日から１３日にかけて、韓国ケーブルテレビチャンネル「チャンネルＪ」取材チームが、クレアソウル事務所との連携事業により愛媛県を取材した。今回の収録では、養殖量が日本一である愛媛県の代表的な味覚「マダイ」を使用した「たいめし」のほか、日本の完全な城郭建築として国の重要文化財にも指定されている松山城などを取材。番組は、韓国で今後複数回放映される予定である。（ソウル事務所）

写真：松山城収録時の様子

◇ＪＥＴＡＡオセアニア会議開催！＝豪州

　１０月６日と７日、西オーストラリア州のパースで、オセアニア地域のＪＥＴＡＡ（外国青年招致事業参加者の同窓会組織）支部の代表が一堂に会する、年に１度の「ＪＥＴＡＡオセアニア会議」が開催された。同会議では、姉妹都市交流などに大きく貢献している活動の紹介や意見交換が行われた他、クレア東京本部の礒部博昭参与がＪＥＴプログラムの現状と今後の展望を説明した。クレアシドニー事務所は、日本との懸け橋としての期待を背負い活動する同支部代表らをこれからも支援していく。（シドニー事務所）

写真：在パース日本国総領事公邸で記念撮影