CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

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海外事務所フラッシュ

2020年9月23日配信

【クレア海外事務所フラッシュ】◎日本の自治体が都市PR交流会に参加=中国・河北省滄州市

◇日本の自治体が都市PR交流会に参加=中国・河北省滄州市

 8月27日、クレア北京事務所や在中日本大使館、在中国の8自治体事務所(※)の計12人が河北省滄州市の視察と都市PR交流会に参加した。
 滄州市は渤海に面した人口780万人の都市で、石油化学工業が発達し、中国第2位の大規模な石炭輸出港を持つ。国家プロジェクトとして開発が進む河北省の雄安新区に隣接し、北京まで高速鉄道で約50分という地理的優位性を生かして港湾整備や企業誘致を進めている。
 秦の始皇帝の命を受け、不老不死の薬を求めて東方に旅立ったとされる徐福はここから出航したとの伝説も残る。日本の自治体との友好都市提携を希望しているとのことであり、経済分野のみならず多方面での交流が期待される。
※ 茨城県、神奈川県、新潟県、長野県、愛知県、福岡県、熊本県、熊本市                     
(北京事務所)

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写真:都市PR交流会で自治体のPRを行う参加者

◇イギリス版GoToイートの成果

 イギリスでは、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた外食産業における消費喚起策として、8月中の月・火・水曜日に、登録飲食店で食事をすると、半額の割引が受けることができる「Eat Out to Help
Out」が実施された(割引限度額は1回の食事で1人10ポンド、アルコールは除く)。予算は5億ポンド(約700億円)だが、1億食以上の利用があったと報道されており、大変好評であった。このスキームに参加し、客足が戻った飲食店の中には、9月以降も飲食店の負担で半額の割引を続けると発表しているところもある。(ロンドン事務所)

◇コロナ禍におけるシンガポールの感染防止対策等について

 当地では厳格な感染防止対策が取られている。外出時はマスク着用が義務付けられ、集会や会食等は原則5人以下でしか認められていない。企業は、真に必要な場合にのみ出勤が認められ、原則在宅勤務を行う必要がある。また、従業員や訪問者に対してセーフエントリーと呼ばれるQRコードを用いた出入管理が義務化され、これらの規制に違反した者は罰則が科される可能性がある(上記はいずれも9月14日時点)。
 また、これまで中止や延期となってきた展示会等の大規模イベントについては、10月より、オンラインとオフライン(参加者250人まで)を組み合わせた形式での段階的な再開が予定されている。(シンガポール事務所)

03_SIN-127.jpg写真:QRコードを用いたセーフエントリーの様子

◇仏オルレアン市、水の大切さを学ぶボードゲームを大野市、パラクー市と共同製作 

 パリからTGVで1時間ほど南に位置するジャンヌ・ダルクで有名なオルレアン市は、水を通じた取り組みを進める福井県大野市、西アフリカのベナンのパラクー市と共に、水の大切さと普遍性を世界に伝える教材として、ボードゲーム「P₂Oと一緒に青い宝石を守ろう!」を製作した。
 3人のプレイヤーが世界の限りある水を使い、互いに協力しながら各国の生活、農業、工業、観光を発展させていくこのゲームは、水に関する知識を楽しく取得しながら、異文化理解や国際感覚の向上、国際交流・協力を促進するものとなっており、持続可能な開発目標(SDGs)のゴール6(水・衛生)やゴール13(気候変動)などの達成にも貢献することが期待される。詳しくはこちら。(パリ事務所)

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写真:3市が製作したボードゲーム「P₂Oと一緒に青い宝石を守ろう!」

◇「2020ソウル国際酒類博覧会」開催=ソウル特別市

 ソウル市江南区の複合施設(COEX)で韓国最大の酒類見本市「2020ソウル国際酒類博覧会」が、来場者の検温等防疫対策が講じられる中、6月12日から14日まで開催された。海外企業の不在等、昨年度と比べて参加企業数も243社から134社に減少したが、マッコリや焼酎(ソジュ)をはじめとする韓国伝統酒や国産ワインのシェアは25%から40%に上昇するなど、地産地消のPRに大きくつながることとなった。
 近年では、若い世代における伝統酒への嗜好が高まっており、品質の向上を図るため、生産者において材料や製造方法などが厳選されているほか、醸造規制の緩和により様々な分野の酒類が登場するなど、市場全体が活性化している。(ソウル事務所)

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写真:ソウル国際酒類博覧会の様子

◇天皇誕生日祝賀レセプションで日豪姉妹都市関係をPR!=シドニー

 2月11日、在シドニー総領事公邸で、今上天皇即位後初めて、また令和初となる天皇誕生日祝賀レセプションが開催され、ニューサウスウェールズ州政府関係者や、日本関係の政府機関・企業・団体の代表者など250人を超える招待客が集まった。
 クレアシドニー事務所はレセプション会場にブースを設け、招待客に対してニューサウスウェールズ州及び北部準州の自治体と姉妹都市関係にある日本の自治体を、その観光情報を中心に紹介した。ブースに立ち寄った招待客は、自分が住んでいる自治体の姉妹都市の情報に見入るなど、姉妹都市交流に高い関心を示した。(シドニー事務所)

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写真:招待客に日豪姉妹都市交流の素晴らしさを説明するクレアシドニー事務所職員(左)
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写真:招待客にPRを行うクレアシドニー事務所職員(左)

◇ニューヨーク市内の美術館がいよいよ再開!

 2020年3月以来、新型コロナウイルス対策のためニューヨーク市内の美術館は閉鎖が続いてきたが、8月下旬より再稼働を始めている。再開にあたっては州の定めたガイドラインを遵守し、収容人数の制限や来場者の体温チェックなどの十分な感染防止措置をとる必要がある。また、この閉鎖期間が美術館に与えた影響は小さくなく、例えばメトロポリタン美術館は、1.5億ドルの財源不足が見込まれ、役員報酬のカット、職員の大幅削減を行わざるを得なかった。建物正面には、オノ・ヨーコ制作による「DREAM TOGETHER」が掲げられ、世界的な危機に対し、希望と団結の力強いメッセージを発している。詳しくはこちら。(ニューヨーク事務所)

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写真:再開したメトロポリタン美術館


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総務部企画調査課
電話:03-5213-1722 Fax:03-5213-1741
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