◇パリにて日本酒・本格焼酎・泡盛コンクール「Ｋｕｒａ　Ｍａｓｔｅｒ２０２１」開催

　９月２０日、日本酒コンクール「Ｋｕｒａ　Ｍａｓｔｅｒ」の表彰イベントがパリで開催された。同コンクールは、フランス人のための日本酒コンクールとして２０１７年からフランスで開催されている。今年は、過去最多の３１２蔵から出品された９６０銘柄の日本酒の中から、小澤酒造株式会社（東京都）「澤乃井　純米大吟醸」が最高賞の「プレジデント賞」に選出された。
　また、５回目となる今年から新設された本格焼酎・泡盛コンクールには７５蔵から１６４銘柄が出品され、知覧醸造株式会社（鹿児島県）「知覧Ｔｅａ酎（ちらんてぃーちゅう）」がプレジデント賞に選ばれた。
　翌２１日には、酒米や焼酎などに関する講演会と試飲会が開催され、出席者にコンクールの受賞酒の数々が振る舞われた。（パリ事務所）

◇北京市が冬季五輪会場で観光プロモーションイベントを開催

　９月９日、来年開催される北京冬季五輪の会場である国家スピードスケート館で、北京市主催の観光プロモーションイベント「長城好漢２０２１」が開催された。「好漢」には中国語で英雄という意味があり、今回のイベントでは、中国でのウインタースポーツの普及に尽力した複数の外国人が「好漢」として表彰されたほか、北京冬季五輪会場が設けられる三つのエリア（北京市中心部、北京市延慶地区、河北省張家口地区）を取り上げた観光ＰＲ動画や中国伝統芸能のパフォーマンスが披露された。また、イベント終了後には、館内を見学する機会が設けられた。五輪本番に向けて開催準備が最終段階を迎える中、五輪会場の内部が公開されることは少ないため、参加した国内外のメディア関係者は興味深そうに館内を見学していた。（北京事務所）

◇「２０２１釜山国際観光博覧会」が開催＝釜山広域市

　９月１６日から１９日までの４日間、釜山広域市・ＢＥＸＣＯで「２０２１釜山国際観光博覧会」が開催され、韓国内の地方自治体のほか、在韓各国大使館や関連企業のブースを含めると、延べ３０カ国・２００団体が出展した。
　クレアソウル事務所では、観光パンフレットの配布やＰＲ動画の放映のほか、日本酒の抽選イベントを実施し、日本各地のさまざまな魅力を積極的に発信した。（ソウル事務所）

◇「アニメや漫画等を活用した自治体の観光ＰＲ番組」を配信開始！＝シンガポール

　クレアシンガポール事務所では、自治体のインバウンド促進支援のため、アニメや漫画などにゆかりのある自治体の観光ＰＲ番組を制作し、最新のアニメ・漫画・ゲーム情報を世界に向けて発信しているオンラインプラットフォーム「ＡＦＡ　Ｓｔａｔｉｏｎ　ＴＶ」で配信を開始した。番組は２本立てで、１２自治体が参加。各自治体の有名アニメ・漫画をほうふつとさせる場所やコスプレを楽しむのに最適なロケーション、王道の観光スポットなど、コンテンツが盛りだくさんの内容となっており必見だ。
第１弾：http://www.clair.org.sg/j/information/2021-2/
第２弾：http://www.clair.org.sg/j/information/2021-2-2/

◇自治体訪問研修でオハイオ州の３都市を訪問＝米

　ニューヨーク事務所では、米国の自治制度や行政運営に対する理解を深めるため、職員が自治体を訪問する研修を実施している。今年は９月１２日から１６日に、オハイオ州ヒリアード市、メアリーズビル市およびダブリン市の３都市で、公共施設、開発市街地などの視察や関係者との意見交換を行った。
　オハイオ州にはホンダをはじめとする多くの日系企業が進出しており、このエリアにおいて官民協働で進められているスマートモビリティのプロジェクトでも重要な役割を果たしている。先端技術を活用した道路の安全性向上や地域活性化に向けて、多様な主体が連携して取り組んでおり、参加者は、このエリアの活気と将来性を感じることができた。（ニューヨーク事務所）

◇英国ＪＥＴ帰国者向けキャリアフェアを開催＝英

　９月２９日、ＪＥＴプログラムを終了し、英国に帰国した人などを対象に「キャリアフェア」をオンラインで開催した。帰国予定ＪＥＴ参加者や既に帰国しているＪＥＴ経験者など、これまでで最も多い計１７８人が参加。今回のフェアでは、林肇駐英大使による開会あいさつを皮切りに、ＪＥＴプログラムの参加経験を就職活動に生かすことをテーマにしたパネルディスカッションや、帰国後のキャリア形成に関する分科会セッションを開催した。
　また、英国内に事務所を持つ企業・団体による求人・求職のためのオンラインブースを開設し、参加した２１社・団体の採用担当者による企業説明と面談の機会も設けた。キャリアアドバイザーがＪＥＴ参加者にＣＶ（履歴書）の添削やアドバイスを提供する「ＣＶクリニック」にも多数の申し込みがあった。フェア全体を通じて多くの参加者が活発に情報収集やネットワーキングにいそしむ姿が見られるなど、帰国後のキャリア形成に対する意欲の高さがうかがわれた。　（ロンドン事務所）

◇フードデリバリーサービス配達員の事故ゼロを目指して＝豪州

　ニューサウスウェールズ州では、２０２０年９月から１１月にかけて、フードデリバリーサービス配達員の死亡事故が立て続けに４件発生した。これを受け、州政府は共同対策委員会を設置し、事故発生要因の分析や対策の検討などを進め、さらに、事業者と連携して行動計画を策定した。
　２０２１年４月から６月までの事故件数は６件で、前年同時期の２５件から大きく減少したが、今後も事故ゼロを目指して対策を進めるとしており、配達員への反射材を使った被視認性の高いベストの支給を事業者に義務付けることなどを内容とする新たな法規制案の諮問が、９月から年末にかけて予定されている。（シドニー事務所）

◇クレアからのお知らせ

　海外における新型コロナウイルス感染症の状況をお伝えするため、クレア海外事務所の所在都市における「日本からの短期出張者の入国に関する制限などの概要」や、所在国における「新型コロナウイルス感染症の感染者数」などを一覧にまとめました。下記ＰＤＦをご覧ください。
　クレア海外事務所の所在都市における外出制限等の状況（10月4日時点）