CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

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海外事務所フラッシュ

2021年1月27日配信

【クレア海外事務所フラッシュ】◎自治体関係者等とのネットワークを強固なものに=豪州キャンベラ

◇自治体関係者等とのネットワークを強固なものに=豪州キャンベラ

 全豪自治体専門家協会の2020年の年次会合が、12月1日から2日にかけてオーストラリアの首都キャンベラで開催され、オンラインでの参加を含めオーストラリア各地から参加者が集まった。
 クレアシドニー事務所では、近年、毎年のように、全豪自治体専門家協会の年次会合に参加し、オーストラリアの自治体における直近の政策課題を把握するとともに、海外自治体幹部交流協力セミナーの周知などに取り組んでいる。
 2020年の年次会合では、同年2月に開催した海外自治体幹部交流協力セミナーへの参加者や、シドニー工科大学公共政策研究所兼地方自治体センターと共催したクレアフォーラムでの講演者と再会し、そのネットワークをさらに強固なものにすることができた。(シドニー事務所)

SYD-132.JPG写真:海外自治体幹部交流協力セミナーへの参加者等と再会したクレアシドニー事務所職員(左、右)

◇九州-仏ディジョン、福島県-独NRW州など、日欧地域連携の好事例が続々登場

 日欧間の地域産業連携を進めるため、昨年11月にアルザス欧州日本学研究所(仏コルマール)とクレアが共同で「日欧地域連携ヘルプデスク」を立ち上げた。
 ヘルプデスクでは、好事例に学ぶウェビナーシリーズを実施し、1月8日には、農業・食品産業分野における九州地域バイオクラスター推進協議会(KBCC)と先進的農業食品クラスターのヴィタゴラ(仏ディジョン)とのWIN-WINなイノベーション連携を、1月26日には、再生可能エネルギー分野において、震災復興10年を迎える福島県と独ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州間で発展している様々な連携の具体例を、各回100人近い参加者に紹介し、好評を博した。詳しくはこちら。(パリ事務所)

PAR-132.png写真:KBCCより、ヴィタゴラとの連携内容について説明

◇ニューヨーク市におけるバス運行速度向上のための取り組み

 ニューヨーク市ではバスの遅延などにより2014年から2018年にかけ利用者が13%減となったことを受け、2020年末までに運行速度を25%向上させる目標を掲げた。その取り組みの1つが「交通信号優先システム」の増設だ。これは信号を制御し、バスが交差点に近づくと青信号を延長、または赤信号を短縮するもので、バスの移動時間は最大25%短縮できると見込まれている。2019年時点では約600か所に導入されていたが、2020年10月時点で1350か所以上となった。今後も年300か所以上追加導入することを目標としており、更なるバスの運行速度向上が期待される。(ニューヨーク事務所)

NYC-132.jpg写真:交差点を通過するバス

◇北京市で鹿児島県産ブリ・焼酎フェアを開催

 2020年12月12日、鹿児島県が同県産ブリのPRのため、北京市内の料理店「西村」で解体ショーを実施した。来店者にはブリの刺身が振る舞われ、同県産焼酎の試飲も行われた。
 また、北京市内の料理店「一元」では、12月21日から1月10日にかけて鹿児島県産焼酎のプロモーションが実施された。12月13日に行われたオープニングイベントには、KOL(Key Opinion Leader:中国での情報発信力が高いブロガーなどのこと)や常連客などが招待され、焼酎利酒師による様々な焼酎の説明を聞きながら、焼酎と同県産ブリなどを使った料理のマリアージュを楽しんだ。(北京事務所)

BEJ-132.jpg写真:ブリの解体ショーを見物する来店者

◇日本の地域をPRするオンライン出前講座=ソウル特別市

 クレアソウル事務所では、将来の日韓交流の担い手となる、日本語を学ぶ大学生を対象に、出前講座を開催している。
 新型コロナウイルスの流行を踏まえ、講座はオンラインで開催することとし、11月から12月にかけて、6名の韓国駐在職員が出身地域の魅力や最近日本で人気のあるもの、日韓の生活の違いなどを紹介した。(ソウル事務所)

SEL-132.png写真:オンライン出前講座にて意見交換

◇英国がタックスフリーを終了

 2021年1月1日以降、英国は旅行者向けのタックスフリー制度を撤廃した。これにより、英国への旅行者はショッピングの際に20%の付加価値税を支払うことになる。前年9月にアナウンスされて以降、観光業界や自治体は政府にタックスフリー制度の継続を嘆願し続けていたが、政府は予定通り撤廃に踏み切った。
 小売店や飲食店などは新型コロナウイルスの影響で既に大きな経済損失を受けている中、さらに拍車をかける形になった。また、観光客が多い自治体での税収への影響も懸念されている。(ロンドン事務所)

LON-132.jpg写真:休業を余儀なくされ厳しい状況に置かれている繁華街

◇日本食材を使った料理教室で4つの地方の魅力を発信=シンガポール

 11月19日から12月7日にかけて、シンガポールのABCクッキングスタジオで、島根県、三重県、佐賀県嬉野市、秋田県の食材を使用した1dayレッスンを開催した。日本食に関心の高いシンガポール人を中心に計99人が参加し、牡蠣の土手鍋など3品を調理した。本事業は、消費者に調理・試食を通して日本食材の魅力を実感してもらい、食材購入や情報拡散へ繋げるために、クレアシンガポール事務所とABCクッキングスタジオが共催したもの。「購入できる場所を知りたい」との声が多く、日本食材への関心の高さがうかがえた。(シンガポール事務所)

SIN-132.JPG写真:嬉野市産の野菜を調理する参加者


◇クレアからのお知らせ

 海外における新型コロナウイルス感染症の状況をお伝えするため、クレア海外事務所の所在都市における「日本からの短期出張者の入国に関する制限などの概要」や、所在国における「新型コロナウイルス感染症の感染者数」などを一覧にまとめました。下記PDFをご覧ください。
 クレア海外事務所の所在都市における外出制限等の状況(1月17日時点).pdf


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総務部企画調査課
電話:03-5213-1722 Fax:03-5213-1741
Email:kikaku@clair.or.jp

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