CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

サイト内検索

文字サイズの
変更

色の変更

海外事務所フラッシュ

2021年12月8日配信

【クレア海外事務所フラッシュ】 ◎料理教室で日本産食材をPR=シンガポール、タイ

◇料理教室で日本産食材をPR=シンガポール、タイ
 クレアシンガポール事務所は、昨年度に引き続きABCクッキングスタジオと連携し、料理教室を通じた日本産食材のPR事業をシンガポールおよびタイ(バンコク)の2カ国にて実施した。栃木県小山市・鳥取県・香川県(10月シンガポール実施分)、群馬県沼田市・愛媛県・和歌山県(11月タイ実施分)が提供する食材を用いたメニューを基に参加者を募集したところ、コロナ禍にもかかわらず多数の応募があった。また、新しい試みであるスタジオでの食材販売(シンガポールのみ)も参加者に大変好評であり、東南アジア地域での和食への高い関心をうかがわせる結果となった。(シンガポール事務所)

SIN152.jpg
写真:料理教室の様子(シンガポール)

◇福井をPRする料理体験イベントを開催=中国・浙江省杭州市
 11月20日、浙江省杭州市のABCクッキングスタジオで、クレア北京事務所と在中国日本国大使館の共催により、福井市の郷土料理の調理体験を通じた福井県・福井市の魅力PRイベントを開催した。
 当日は事前登録した約40人の参加者が調理を楽しむとともに、福井県職員による観光紹介やクイズ大会が行われ、会場は大いに盛り上がった。イベントにはKOL(Key Opinion Leader)も参加し、日本料理の調理人による調理実演や自治体PRの様子をインターネットでライブ配信し、約30万人の視聴者に福井の魅力を伝えた。(北京事務所)

BEJ152.jpg
写真:KOLによるライブ配信の様子

◇韓国駐在地方公務員が大邱広域市、蔚山広域市を訪問
 2021年10月21日、22日に、2021年度第2回クレアソウルセミナーを実施した。韓国駐在地方公務員が、韓国の地方自治体についての理解を深めることを目的に大邱広域市と蔚山広域市を訪問し、両市の政策についてお話を伺った。
 大邱市では、2020年2月に発生した新型コロナウイルスの集団感染への対応について講義を受けた。日本でも取り入れられたドライブスルーによるPCR検査は、大邱で初めて実施されたもので、大邱での経験が現在の韓国の防疫の基礎となっている。
 蔚山市では、産業都市・蔚山の「9ブリッジ戦略」についての説明を受けた。蔚山市は自動車や造船、化学ガスなどの産業を中心に発展した都市だが、既存の産業を補完し持続させていくこととともに、持続可能な未来産業を育てていくことを目標にした政策を推進している。(ソウル事務所)

SEL152.jpg
写真:蔚山大橋展望台からの眺め。蔚山の産業が一望できる。

◇食料品ラベルへの「エコスコア」表示、試験的に導入へ=英
 英国では2021年秋より、食料品ラベルに環境への影響度合いを示す指標「エコスコア」を表示する取り組みを試験的に導入した。このスコアは、NPO団体「Foundation Earth」が英国政府、大手食品メーカーなどの賛同・支援を受けて開発した指標であり、食料品の調達、加工、包装、配送などの過程で排出される温室効果ガスの排出量や、水の消費量、水質汚染、生物多様性の損失などへの影響を基に、A+からGまでの8段階で評価する。この取り組みによって、食品が環境へ与える影響をより明確に示し、消費者に持続可能な食料品・メーカーの選択を促すことで、世界の温室効果ガスの37%を排出しているとされる食品業界の環境対策をより一層推し進めることを狙いとしている。英国における試験導入と並行して、同団体はベルギー、スペインの大学などと連携し、2022年までに欧州全体において適用可能な「エコスコア」の開発を目指している。(ロンドン事務所)



◇第1回埼玉県・クイーンズランド州オンラインセミナー開催!
 11月3日、クレアシドニー事務所職員は、埼玉県国際課が主催する第1回埼玉県・クイーンズランド州オンラインセミナーに、主催者側の一員として参加した。
 クレアシドニー事務所職員は、このセミナーにおいて、オーストラリアの概要についてのプレゼンテーションのコーナーと、シドニーの名所からのライブ中継のコーナーを担当した。質疑応答の時間には、参加者から多くの質問が出て、大変実りのある時間となった。セミナー終了後のアンケートでも、今回のセミナーの内容を評価する声が多数寄せられた。(シドニー事務所)

SYD152-2.png
SYD152.png
写真:(上)オーストラリアの概要についてのプレゼンテーションのコーナー、(下)

シドニーの名所からのライブ中継のコーナー


アニメ・マンガの祭典Anime NYCが開催
 11月19日から21日にかけて、Anime NYCが開催された。マンガの出版社やアーティストによるブース出展のほか、アニメの上映会や声優・ミュージシャンによるライブステージなどが催され、日本の作品が多く紹介されていた。2年ぶりに対面で開催された当イベントには前回を超える約5万3000人のアニメ・マンガファンやコスプレを楽しむ来場者が訪れ、会場は期間中常に満員で、熱気にあふれていた。
 クレアニューヨーク事務所はアニメやマンガによる観光振興に取り組む地方自治体をPRするブースを出展した。ブース訪問者の日本に対する関心は概して高く、「新型コロナウイルスが落ち着いたらぜひ日本を訪れ、アニメの聖地をめぐりたい」といった声が聞かれた。2022年は11月18日から20日に開催予定。

NYC152.JPG

写真:クレアブースの様子

◇「絹」が紡ぐ日仏関係~シルク・イン・リヨンへの出展~=フランス・リヨン
 11月18日から4日間、フランス第2の都市リヨン中心部にあるブルス宮殿において、フランス国内のシルク最大のイベントである「シルク・イン・リヨン」が2年ぶりに開催された。日本から唯一の出展者としてクレアパリが初出展した。
 日本の伝統的な技術による絹製品として、鶴岡市、東京都および福岡県より出展されたスカーフや絹織りの着物帯のほか、その伝統技術を現代の生活にモダンに取り入れたワインバッグ、チャームやイヤリングなどを展示した。会期中には7000人を超える来場者が訪れ、日本の地域に根差した伝統技術が織りなす独特のシルクの厚みや、その手触り、デザイン性などが好評を博した。
 リヨンは、15世紀ごろより絹産業が発展し、ヨーロッパにおける絹産業の中心地となった。ヨーロッパで蚕病が流行した19世紀には横浜港から輸出された生糸がフランスの絹産業を支えた一方、フランスの技術が富岡製糸場などに代表される日本の近代化を後押しするなど、絹を通じた日仏の交流関係の歴史は長い。(パリ事務所)

PAR152.JPG
写真:クレアパリブースで日本の絹製品に関心を寄せる来場者


◇自治体国際化フォーラム 「DX 観光業への取り入れ」を掲載
 自治体国際化協会(クレア)が発刊している自治体国際化フォーラム12月号に「DX 観光業への取り入れ」を掲載。特集ページでは観光庁観光資源課新コンテンツ開発推進室の佐藤司氏と東北芸術工科大学客員教授の陳内裕樹氏が観光分野におけるDXの必要性をはじめ、自治体が観光業のDXを推進するための考え方を執筆している。新型コロナウイルスの影響によって深刻なダメージを受けている観光ビジネスの立て直しと観光産業の復活を見据え、関連する各分野のDX導入の事例(食の多言語翻訳、MICE、越境EC、シンガポールの最新事例)も紹介している。
 記事はこちら
経済交流152.jpg


◇クレアからのお知らせ

 海外における新型コロナウイルス感染症の状況をお伝えするため、クレア海外事務所の所在都市における「日本からの短期出張者の入国に関する制限などの概要」や、所在国における「新型コロナウイルス感染症の感染者数」などを一覧にまとめました。下記PDFをご覧ください。
 クレア海外事務所の所在都市における外出制限等の状況(11月29日時点)


バックナンバーはこちら

このページに関するお問い合せ先

総務部企画調査課
電話:03-5213-1722 Fax:03-5213-1741
Email:kikaku@clair.or.jp

ページの先頭へ