CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

サイト内検索

文字サイズの
変更

色の変更

海外事務所フラッシュ

2021年3月10日配信

【クレア海外事務所フラッシュ】◎コロナ禍に、ウェブで、リアルで、自治体の伝統工芸品を展示販売=仏パリ「伝統と先端と」展

◇コロナ禍に、ウェブで、リアルで、自治体の伝統工芸品を展示販売=仏パリ「伝統と先端と」展

 クレアパリ事務所の主催で地方の伝統産業技術の魅力を発信する第8回「伝統と先端と~日本の地方の底力~」展において、初の試みとなるウェブ企画展が2月1日から同月28日まで開催された。舞台となる仏ECサイトで、「食」をテーマに、新潟県から熊本市まで日本各地から出展した8自治体の紹介を行ったほか、各地域の工芸品を漆器、木工品などの素材ごとに展示・販売。フランスでは、コロナ禍により多くのイベントがオンラインに場を移す中、本展でもより幅広い層にリーチする機会が得られた。
 また、2月23日から3月13日までは、パリ日本文化会館(MCJP)内ショップにて、東京都も加えた9自治体の伝統工芸品100点以上を展示・販売している。詳細はこちら。(パリ事務所)

PAR-135.jpg写真:MCJP内ショップにて展示工芸品の説明を熱心に聞く来場者
PAR-135②.jpg

写真:「食」をテーマに出展された地域の工芸品のウェブ展サイト

◇インドネシアの自治体職員などを対象としたセミナーを開催

 2月25日、シンガポール事務所とMOU(覚書)を締結するインドネシア内務省主催のオンラインセミナーにおいて、インドネシアの自治体職員などを対象に、山口県と東京都台東区の職員が講義を行った。リアルタイムで約500人が視聴した「コロナ禍における地域経済及び観光復興」をテーマとした講義では、共通の課題を抱えるインドネシアの自治体の関心が高く、活発な質疑応答が行われた。(シンガポール事務所)

SIN-135.png写真:観光復興の取り組みについて説明する台東区の職員

◇オーストラリアオリンピック委員会が日豪学校交流プログラムの参加校を募集開始!

 2月22日、オーストラリアオリンピック委員会が日豪の学校のマッチングを行い、その交流を促進する「オーストラリアン・オリンピック・コネクト・ともだち2021」プログラムの参加校の募集を開始した。4月19日まで応募を受け付ける予定。
 2020年には本プログラムのパイロットプログラムが実施され、日豪それぞれから小中高約20校、合計で約1500人が参加し、オンラインによる交流を通じて国境を越えた友情を育んだ。
 2021年の本プログラムにおいては日豪それぞれから200校が参加することが目標とされており、多くの学校と児童・生徒の参加のもと、パンデミック下においても実施可能なオンライン交流を通じて日豪の学校交流が一層幅広く展開されることが期待されている。詳しくはこちら。(シドニー事務所)

SYD-135.png写真:オーストラリアン・オリンピック・コネクト・ともだち2021

◇「無着陸海外旅行」韓国航空各社で実施

 韓国航空各社が日本上空を遊覧する「無着陸海外旅行」を実施している。2020年11月、韓国政府がコロナ状況下の航空会社の支援を目的に「無着陸国際観光飛行」を1年の期限付きで許可したことを受けて実施可能になった。通常の海外旅行と同様にパスポートがあれば参加することができ、飛行後入国する際の自宅隔離や検査は免除される。免税店の利用も可能。免税店の割引やアメニティのプレゼント、日本地域の観光PRを行うなど、各社趣向を凝らしており、運航再開後の利用にもつなげたい考えだ。(ソウル事務所)

◇中国の春節、各地で帰省自粛の優遇措置を実施

 中国では今年の春節(旧正月)、新型コロナウイルス感染の再拡大を懸念して、中央政府により帰省自粛が呼び掛けられた。各地方政府は自粛を促すためにさまざまな政策を打ち出し、景勝地の入場料免除や出稼ぎ者への臨時宿泊施設の提供などが行われた。近場の観光地や映画館のほか、自宅で遊べる娯楽商品などが人気となり、お年玉をオンラインで送金する人も増えたという。さまざまな優遇措置が実施された今年の春節連休中の交通機関利用者は、新型コロナウイルス感染流行前の2019年と比べて約70%減となった。(北京事務所)

BEJ-135.jpg写真:春節連休中、北京市内の公園を訪れる人々

◇COVID-19に関する取り締まり=米国

 米国各地においては、国・州外からの移動者への隔離要請やレストランの客数制限、公の場でのマスク着用義務などさまざまな罰則付きの規則が設けられている。ワクチン接種が遅れている病院に対してまで罰則を設けるニューヨーク州など、ここまでやるのかと驚かされるが、まん延を抑えたいという必死さがうかがえる。
 実際に取り締まりも行われている。レストランの違法営業や隔離義務に従わない陽性者に対し、罰金や酒類提供ライセンスの停止、場合によっては禁錮などのペナルティーが科され、地元警察が動いている。詳しくはこちら。(ニューヨーク事務所)

NYC-135.png写真:トンネルにおける検問所

◇進むワクチン接種=英国

 英国では、昨年12月7日に新型コロナウイルスのワクチン接種が始まって以降、すさまじいスピードで接種を行っている。2月末時点で成人の38%がすでに1回目の接種を終えており、政府は7月末までにはすべての成人へワクチンを提供するとしている。
 NHS(国民保健サービス)が多くのボランティアを募りながら、地域の医療機関や特設会場、薬局なども活用して接種を進めているほか、高齢者などへ無料送迎サービスを提供している団体もある。
 これまで12万人以上が新型コロナウイルスで亡くなっており、3度目のロックダウン中の英国では、ワクチン接種によって一刻も早く以前のような日常が戻ることが切望されている。(ロンドン事務所)


◇クレアからのお知らせ

 海外における新型コロナウイルス感染症の状況をお伝えするため、クレア海外事務所の所在都市における「日本からの短期出張者の入国に関する制限などの概要」や、所在国における「新型コロナウイルス感染症の感染者数」などを一覧にまとめました。下記PDFをご覧ください。
 クレア海外事務所の所在都市における外出制限等の状況(2月28日時点).pdf


バックナンバーはこちら

このページに関するお問い合せ先

総務部企画調査課
電話:03-5213-1722 Fax:03-5213-1741
Email:kikaku@clair.or.jp

ページの先頭へ