◇岡山県笠岡市がマレーシア・コタバル市で友好握手都市交流

　岡山県笠岡市は、市内企業の進出を契機に、マレーシア・コタバル市と「友好握手都市」を締結しており、２０年を超える交流を続けている。今年度は職員をコタバル市役所に派遣している。
　１０月には、小林嘉文笠岡市長がコタバル市を訪れ、市役所を表敬訪問したほか、笠岡市の高校生とコタバル市の大学生との文化交流事業が行われ、参加した学生たちは両国の文化体験を通じて交流を深めていた。また、参加した学生たちからは「見たこともない世界を知ることができた」「世界はとても広くてさまざまな文化があって面白い」など、多くの感想が寄せられた。（シンガポール事務所）

◇南仏オクシタニー州で「日本週間」が開催中！

　１１月１０日から２４日まで、南仏・オクシタニー州で日本文化への理解を深める「日本週間」が開催されている。同州東部に位置するニームで１０日に開かれたオープニングイベントでは、地元の愛好家が弓道や合気道の演武を披露した。
　同州における日本週間は昨年に続き２回目の開催。昨年は４８都市で１７０以上のイベントが行われ、延べ１２万人以上が参加し、大盛況のうちに幕を閉じた。今年度は、文化、スポーツ、学術・教育、経済・ビジネスに焦点を当て、昨年を上回る２８０以上のイベントが予定されている。
　同州は、地中海に面した温暖な気候や美しい自然に恵まれ、ローマ時代に建造された水道橋「ポンデュガール」など数多くの歴史的建造物を有する。京都府や愛知県と交流しているほか、今年フランスで開催されたラグビーワールドカップでは、同州最大の都市トゥールーズが日本代表チームのベースキャンプ地となるなど、日本との関係も深い。（パリ事務所）

写真：合気道の演武を披露する地元の愛好家

◇「日韓知事会議」が山梨県で開催

　１１月１日、山梨県富士河口湖町で「第７回日韓知事会議」が開催された。２０１７年に韓国・釜山で行われて以来６年ぶりで、韓国側５人、日本側１１人の計１６人の知事・市長らが出席した。会議では、少子高齢化、地方創生（地方の均衡的発展）、日韓の自治体間の協力の三つをテーマに、日韓の地方行政が共通して抱える課題について忌憚（きたん）のない意見交換が行われた。
　会議後に行われたレセプションでは、日韓双方の知事・市長らがお酒を酌み交わし、親交を深めた。次回は２０２５年に韓国で開催される予定。（ソウル事務所）

◇「ＪＥＴＡＡオセアニア会議」に参加＝豪・メルボルン

　１０月２８日から２９日まで、ＪＥＴＡＡのオーストラリアとニュージーランドの各支部代表者らが一堂に会する「オセアニア会議」がビクトリア州メルボルンで開催され、クレアシドニー事務所も参加した。ＪＥＴＡＡは、語学指導などを行う外国青年招致事業（ＪＥＴプログラム）の参加者が帰国後に自発的に参加する組織で、日本文化を広めるイベントを開催するなど、日本と母国の友好関係促進のために草の根レベルでさまざまな活動を行っている。
　会議にはＪＥＴＡＡシンガポールの代表者も加わり、各支部の活動報告に加え、ＪＥＴ経験者のＪＥＴＡＡへの加入促進の方策や、組織体制のあり方について活発な議論が行われた。また、クレアシドニー事務所も今年度の活動報告などを行い、さらなる連携強化への意欲を共有した。（シドニー事務所）

◇「国際市・カウンティ支配人協会（ＩＣＭＡ）年次総会」に参加＝米・オースティン

　９月３０日から１０月４日まで、テキサス州オースティン市で「第１０９回国際市・カウンティ支配人協会（ＩＣＭＡ）年次総会」が開催された。ＩＣＭＡは、市長の代わりに行政全般を取り仕切る任命職員「シティー・マネジャー」らを中心に構成される職能団体。その年次総会は米国を中心に世界各地の自治体から参加者が集い、自治体の政策課題について意見交換し、優良事例を共有する場となっている。
　クレアニューヨーク事務所も年次総会に参加し、２５カ国が参加した国際委員会で活動報告を行うとともに、１００人以上が参加するレセプション「ジャパンナイト」を主催するなど、積極的に参加者と関係強化を図った。（ニューヨーク事務所）

◇スウェーデンのエシカル消費をテーマにオンラインセミナーを開催＝英　

　クレアロンドン事務所は１０月１２日、スウェーデンのエシカル消費をテーマにオンラインセミナーを開催した。サステナブルな企業経営や事業支援、人材育成に長く携わってきたエクベリ聡子氏を講師に迎え、スウェーデンにおけるエシカル消費の取り組みについて説明を受けた。
　スウェーデンは、先進国の中でも高い経済成長率を実現する一方、家庭ごみのリサイクル率が９９％で、二酸化炭素排出量も１９９０年比で３５％減少するなど、エシカル消費分野で多くの成果を挙げている。環境に配慮した取り組みによって経済負担が大きくなるのではないかという見方もあるが、エクベリ氏から、エシカル消費の積極的な取り込みにより、より強い経済を実現することが可能だと明らかにされた。
　本セミナーに関する報告書はこちら。 （ロンドン事務所）

◇「ＵＣＬＧ－ＡＳＰＡＣ会議」に出席＝中国・義烏市

　クレア北京事務所は、１１月１３日から１６日まで浙江省義烏市で開催された「都市・自治体連合アジア太平洋支部（ＵＣＬＧ－ＡＳＰＡＣ）会議」に出席した。
　ＵＣＬＧは、地方自治体相互の協力や国際社会の関連組織との連携を通して、地方自治体の価値観、目的、共益を追求するために組織された団体で、本会議では「アジア太平洋都市と地方政府間の経済貿易協力」をテーマにメインセッションが行われた。
　セッションには、中野祐介浜松市長や義烏市の副市長ら地方政府関係者が登壇し、「経済貿易発展のためには、デジタル化によってサプライチェーンを高めることが必要である」「他都市との交流を生かしてさまざまな分野の発展を目指したい」などと発言した。（北京事務所）

◇クレアからのお知らせ