CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

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海外事務所フラッシュ

2024年9月25日配信

【クレア海外事務所フラッシュ】◎日本食フェアで日本各地の魅力・文化を発信=ブルネイ

◇日本食フェアで日本各地の魅力・文化を発信=ブルネイ

 8月24日と25日、クレアシンガポール事務所はブルネイで開催された「ジャパニーズフードフェア2024」にブースを出展し、自治体の観光パンフレットや折り紙などを配布した。
 ブルネイでの日本食フェアは今回が初開催で、多くの来場者でにぎわった。クレアシンガポール事務所のブースには、日本各地の観光情報を求める来場者が多く訪れ、「ものづくりが盛んな地域を教えてほしい」「日本国内でクルーズ船が通るエリアを教えてほしい」といった声が寄せられた。
 会場にはイベント用ブースも設けられ、マグロの解体ショーやうどんの麺づくり体験などが行われた。クレアシンガポール事務所は日本文化を発信するため、イベント用ブースで折り紙体験教室を実施。子ども連れを中心に多くの参加者が集まり、盛り上がりを見せた。(シンガポール事務所)

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写真:ブースで観光PRをする職員

◇「地方自治体協会年次会合」で地方行政の動向把握=NZ

 8月21日から23日まで、ニュージーランド(NZ)の地方自治体の首長や議員が一堂に会する「NZ地方自治体協会2024年年次会合」が首都ウェリントン市で開催された。クレアシドニー事務所も会合に出席し、NZの地方行政の動向を把握するとともに、ブースの出展を通じて、クレアの活動やNZと姉妹都市関係にある日本の地方自治体を紹介した。ブースを訪れた人たちからは「クレアシドニー事務所の活動がNZと日本の懸け橋となっている」などの意見が寄せられた。
 会合では、クリストファー・ラクソンNZ首相が開会に際して発言し、自治体の基本業務への予算集中と財政の効率化を求めた。これに対し、自治体からは「効率のみを考慮した予算措置では、人口維持や優秀な人材の呼び込みには不十分」といった反論が寄せられた。また、登壇した首長等からは、老朽化が進む上下水道などのインフラ整備の必要性やコスト増加に伴う資金不足といった自治体が直面する課題が提起され、中央政府との連携の重要性が強調された。(シドニー事務所)

211_1_SYD.jpg写真:年次会合で行われた基調講演「ローカリズム(地域主義)を現実に」
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写真:登壇するラクソン首相

◇ワインを生かした地域振興を友好提携団体に紹介=中国・河北省張家口市懐来県

 2024年9月8日から2日間、河北省張家口市懐来県で「第6回河北省国際友好連絡人交流活動」が行われた。このイベントには、河北省と友好提携している鳥取県や韓国の江原道、セルビアのボイボディナ自治州の関係者が出席。懐来県の担当者が主要産業のワインを生かした地域づくりについて説明したほか、各団体間で情報交換するなど交流を図った。また、クレア北京事務所の担当者がクレアの活動内容を紹介した。
 ワイン用のブドウ栽培で北緯40度は「ゴールデンゾーン」と呼ばれており、そこに位置する懐来県は「日照時間が長い」「昼夜の寒暖差が大きい」「降雨量が少ない」など、ブドウ栽培に適した条件がそろっている。こうした中で、懐来県はワイン産業と観光を組み合わせた「ワインツーリズム」を推進しており、北京から高速鉄道で1時間以内という地理的優位性を生かして、北京からの誘客を図っている。中でも代表的なワイナリー「中糧長城桑干ワイナリー」は、訪問客がワインを試飲でき、ブドウ畑に囲まれた環境の中でワインを楽しむことができるため、北京市民が都会のストレスから解放される憩いの場となっている。(北京事務所


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写真:河北省張家口市懐来県の中糧長城桑干ワイナリー

◇五輪契機にセーヌ川浄化し、常設遊泳場の設置目指す=パリ

 この夏開催されたパリ五輪では、トライアスロンなどの競技がセーヌ川で行われ、体調不良を訴える選手が出るなど、その水質が話題になった。パリ市は、この五輪を契機に1世紀ぶりにセーヌ川で一般の人が遊泳できるようにするため、引き続き水質改善に取り組んでいる。
 パリで初めて五輪が開催された1900年大会はセーヌ川で水泳競技が行われたが、1924年パリ大会の前年に水質汚染のため遊泳が禁止された。セーヌ川が汚染されている原因の一つは下水の流入。市内の下水施設が古いため、まとまった雨が降ると下水があふれ、川に流れ込んでいた。
 このため、パリ市などは水質監視体制を強化するとともに、市中心部の地下に巨大な雨水貯水槽を整備し、時間をかけてポンプで下水処理場に送ることで下水の流入を抑えるようにしている。これらの取り組みで水質は改善されてきており、2025年から浄化が進んだセーヌ川に複数の常設遊泳場を設けて一般開放する計画だ。(パリ事務所)







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