◇世宗特別自治市主催の音楽祭に参加＝韓国

　クレアソウル事務所職員は、５月２５日に開催された世宗特別自治市主催の音楽祭「ガーデンコンサート」に参加した。音楽祭には、各国大使をはじめ、日本から市長と親交のある機関の幹部職員が出席し、国際色豊かなイベントとなった。
　ソウルから約１２０キロ南にある世宗特別自治市は、国の行政機関移転を目的として２０１２年に発足。２０２０年度末時点で政府の企画財政部や環境部など４４の行政機関が首都から移転している。行政中心複合都市として、広場や植物園などの自然を生かした複合施設を整備し、子育てしやすい環境づくりにも力を入れた結果、人口は発足当時の約３倍に増加した。少子高齢化が急速に進んでいる韓国国内において、広域自治体の中で合計特殊出生率が最も高く、新たな地方自治のモデルとして注目されている。
　音楽祭は、韓国の伝統家屋（韓屋）で行われ、伝統楽器を使った民謡だけでなく、日本の歌謡曲も演奏された。後半になるにつれて一緒に歌う参加者も見られるなど、会場は大いに盛り上がった。（ソウル事務所）

◇「日本デー」で日本各地の魅力を発信＝独・デュッセルドルフ

　欧州最大級の日本文化発信イベント「日本デー」が６月１日、ドイツのデュッセルドルフで開催された。クレアロンドン事務所はブースを出展し、職員が各自治体のパンフレットを配布したほか、来場者の関心があることや訪問してみたい地域に合わせて日本の各地域をＰＲした。
　来場者からは、東京や大阪、京都に加え、外国人観光客にあまり知られていない地方を訪問してみたいといった意見が多く聞かれた。日本の漫画やアニメが旅行先を決める要因の一つになっており、「有名な漫画作家の出身地を訪問してみたい」といった声も出ていた。
　また、職員が筆で来場者の名前を書く「書道パフォーマンス」が好評で、これによって訪れた多くの来訪者によって用意していたパンフレットが数時間で全てなくなるなど、ブースはたいへんにぎわっていた。（ロンドン事務所）

写真：クレアロンドン事務所のブースに足を運ぶ来場者

◇ＪＥＴプログラム参加者の出発前オリエンテーションを開催＝米・ニューヨーク

　６月２９日、日本に赴任して語学指導等を行う外国青年招致事業（ＪＥＴプログラム）の参加者を対象にした出発前オリエンテーションが、ニューヨーク市のハンター大学で開催された。
　参加者はニューヨーク州在住の４５人。オリエンテーションでは、地元のＪＥＴＡＡ（元ＪＥＴ参加者の会）のメンバーが出席者に対し、日本での生活や職場でのコミュニケーションなど仕事における注意点について、実体験を踏まえて説明した。また、人種やＬＧＢＴＱ＋などのマイノリティー特有の不安や課題に関する分科会も行われた。
　昼食時には、派遣先となる都道府県ごとにテーブルが用意され、同じ地域に赴く参加者同士で初めて会食した。参加者はＳＮＳで互いの連絡先を交換したほか、有志が集まり初夏のセントラルパークの芝生の上で車座になって二次会も開かれた。参加者は、日本での新たな生活に向けて、それぞれが抱える不安を解消すべく有意義な時間を過ごしていた。（ニューヨーク事務所）

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