CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

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海外事務所フラッシュ

2025年2月26日配信

【クレア海外事務所フラッシュ】◎消防・防災の専門家を茨城県つくば市から派遣=インド・ピンプリチンチワッド市

◇消防・防災の専門家を茨城県つくば市から派遣=インド・ピンプリチンチワッド市

 クレアシンガポール事務所は1月13日から5日間、消防・防災の専門家として茨城県つくば市消防救助課の汐見優氏をインドのピンプリチンチワッド市に派遣した。火災や洪水などに対する災害管理能力の向上を目指すピンプリチンチワッド市の要請を受けたもので、汐見氏は、洪水が多発する地域や地元消防署などを視察し、消防・運輸関係者約60人に具体的な対応を指導した。
 汐見氏は派遣期間中、コミュニティーでの災害管理や効果的な防火・救助活動などについて講義したほか、洪水や高層ビル火災が起きた時の救助技術を実演した。また、同市の消防・防災のあり方について参加者と意見交換し、能登半島地震で被災地を支援した経験を踏まえ、災害を管理するために部署横断で協議体を設置することなどを助言した。(シンガポール事務所)

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写真:現地の消防署で技術指導する汐見氏
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写真:熱心に講義を聞き入る参加者たち

◇2024国際友好都市大会に参加=中国・雲南省

 2024年11月17日から19日まで雲南省昆明市で「2024中国国際友好都市大会」が開催され、クレアから本部役員と北京事務所職員が出席した。この大会は、中国の国際友好都市間の交流促進を目的としており、7回目となる今回は41カ国から政府首脳や閣僚、地方政府の代表者ら700人以上が参加した。
 大会では、基調講演やテーマ別の分科会、国際友好都市締結調印式などが行われた。「都市の歴史的・文化的ルーツの保護と継承」をテーマとした分科会では、仲川元庸奈良市長や鈴木恒夫神奈川県藤沢市長をはじめ歴史や文化が異なる複数の国の地方政府代表が講演。「先人たちが築いた歴史を継承する責任」「文化の相互理解と協力が不可欠」という認識を共有しつつ、それぞれ考えを述べていた。(北京事務所)

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写真:大会の様子

◇日本祭りで日本各地の魅力を発信=豪・シドニー

 クレアシドニー事務所は、2024年12月1日にシドニーで開催された「祭りジャパンフェスティバル」にブースを出展し、来場者に日本の自治体の観光パンフレットを配布するなど、各地の魅力を発信した。このイベントは、日豪友好協力基本条約の署名から30年の節目となった日豪交流年(2006年)の記念イベントとして始まり、今回は2019年以来5年ぶりの開催となった。
 クレアのブースを訪れた来場者からは「日本を再び旅行したいので、過去に訪問した場所とは違う地域から、お薦めを教えてほしい」「古い町並みを見てみたいが、東京からアクセスしやすく、観光客が少ないところはあるか」といった声が多く寄せられた。会場では、生け花や書道などの体験コーナーが設けられたほか、ステージでは和太鼓やエイサーをはじめとするパフォーマンスが披露されるなど、日本文化を楽しむ多くの来場者でにぎわった。(シドニー事務所)

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写真:多くの人でにぎわうクレアシドニー事務所のブース

◇バリアフリー化など課題抱えるパリの公共交通=仏

 パリでは、地下鉄のバリアフリー化など公共交通で解決すべき課題を抱えている。2024年夏のパリ五輪開催に合わせて延伸工事が完了した地下鉄14号線は完全バリアフリーを実現したが、その他の地下鉄ではバリアフリー化の整備が遅れている。このため、「障害者の権利と機会の平等、参加、市民権に関する法律」制定20周年を記念してレピュブリック広場で行われた集会は、バリアフリー化の遅れに対する抗議集会の様相となった。一方、パリのバス路線は全車両にスロープが設置され、9割を超える停留所でバリアフリー化されているものの、自転車優先の交通政策で運行の遅延が問題となっている。(パリ事務所)







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電話:03-5213-1722 Fax:03-5213-1741
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