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Vol.162 今日のシドニーはカジュアルフライデー

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□■□      CLAIRメールマガジン vol.162(2016年11月25日)
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□            ~ 今日のシドニーはカジュアルフライデー ~

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                            T O P I C S               
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【記事】シドニーのファッション文化

【記事】シンガポールJETの充実したサポート体制

【記事】ニューヨークは市民の健康管理が行き届いている街?

【INFO】【初開催】
    英国ロンドンでの日本紹介イベント「WABI(和美)」について

【REPO】 スタッフだより 世界に誇る日本の喫茶店

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【記事】シドニーのファッション文化
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オーストラリア人のクローゼットに入っている洋服がどんなものか想像するこ
とは難しいことではありません。オーストラリアでは日常的にトレーニングギ
アやビーチウェア、つま先が開いて足の指が見えるオープン靴のようなラフな
格好が好まれ、一方で、特別なイベントではきらびやかなドレスやスーツを着
こなしています。オーストラリア人のくつろいだ生活はファッションにも影響
を与えており、特に青い空と美しいビーチに恵まれているシドニーでは、これ
らの特徴が顕著であるといえます。

シドニー市内を歩いていると、必ず次のようなファッションアイテムを見かけ
ます。トレーニングギアのタイツ(男女共)、ブラックオンブラックファッショ
ン(全身黒い洋服)、アディダスの白いスタンスミス靴、レイバンサングラス
とテイクアウトコーヒーを持って歩いている人。これらのカジュアルなファッ
ションは、インスタグラムにアップされているようなイメージです。世界の他
都市と同様、このアプリがファッションの流行に与える影響力は最近強くなっ
てきています。

カジュアルな服装は職場でも見られます。金曜日はカジュアルフライデーと呼
ばれ、ジャケットにジーンズなどのコーディネートをしている会社員が多くい
ます。1960年代のハワイのアロハシャツのマーケティングキャンペーンで始まっ
たカジュアルフライデーは今でも人気で、ドレスコードに採用している会社も
あります。

シドニーに住んでいる人の間では、このように動きやすくカジュアルな服装が
人気ですが、特別なイベントで着るハイファッションな服装ももちろんありま
す。オーストラリアの文化の一つであるホースレースのイベントでは、来場者
が素敵なスーツやドレス、ファシネーター(女性用の帽子)などを着てレース
を観戦します。200年以上の歴史を持つホースレースは、かつては上流階級の
ためのイベントでしたが、今では誰でも参加できるイベントになりました。し
かし、来場者にはドレスアップがなかば義務付けられています。

オーストラリア・シドニーの人々のファッションは、彼らの気楽さを象徴して
いますが、ファッションへのこだわりが忘れられているわけではありません。
ビーチの近くのボンダイやニュータウンのヒップスター街(流行に敏感で普通
の人と違う生き方を好むアメリカ発祥の若者文化の街)、シドニー中心部のビ
ジネス街など、至るところでカジュアルな服装を目にしますが、それらは間違
いなく見事にコーディネートされています。

                                    (シドニー事務所調査員 ダミアン)

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【記事】シンガポールJETの充実したサポート体制
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シンガポールでは、JETが最初に誕生した1999年以降、2016年までに307人がJET
プログラムに参加しています。シンガポールJETは、真面目で優秀なだけでな
く、中国語等、英語以外の言語も話せること、多民族国家であるため様々な文
化や習慣などに寛容であること等、多くの強みがあります。

1 充実した事前研修体制
シンガポールでは、JETを日本に送り出す前に、現地の日本人学校の協力により、
日本の学校のシステムをしっかりと学びます。実際の学校に近い現場を事前に
体験することで、少しでも早く日本の学校生活に慣れ、スムーズなスタートが
切れるようにするためです。JETは、授業の様子を見るだけでなく、積極的に参
加し、毎回学校側に自分たちの感想をフィードバックしています。そのため、
この取組はJETだけでなく教員や生徒にとっても刺激となり、お互いに良い相乗
効果が生まれていると学校側からも高評価を得ています。

2 安心なBuddy(バディ)システム
合格者が確定されると、JETAAシンガポールのメンバーが、派遣される地域に合
わせて、バディを紹介します。バディは、日本の情報や生活の様子、事前準備
等のアドバイスはもちろん、彼らが日本に行ってからも、常に連絡を取れる体
制になっており、日本滞在中もサポートできる体制を取っています。これらの
強いサポート体制が、シンガポールJETの精神的安定につながり、より良い仕事
へつながっているのです。


                                  (シンガポール事務所所長補佐 堀江)

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【記事】ニューヨークは市民の健康管理が行き届いている街?
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ニューヨーク市の発表によると、心臓病や脳卒中といった成人病の引き金とも
指摘されている「糖尿病」は市民の死因第5位に挙げられ、患者の割合は市民
の10人に1人、4人に1人は「肥満」というデータが出ています。

成人病の予防には、バランスの良い食事の他に、定期的な運動が効果的だとさ
れており、最も手軽な運動手段としては、スポーツジムの利用が挙げられます。
ニューヨークには、プールの中で自転車を漕ぐ「アクアサイクリング」、1人
用のトランポリンの上で音楽に合わせて運動するトランポリンスタジオなどユ
ニークなサービスを提供するジムがたくさんあります。

一方、NY市が運営する公共施設でも、ジム・室内プール・競技場が利用できる
だけでなく、ヨガやダンスなど様々な教室が開講されています。年間費は一般
(25~61歳)が150ドル、青年(18~24歳)・シニア(62歳以上)が25ドル、
さらに18歳未満の子どもは常に無料と、利用しやすい料金設定となっています。

ユニークなジムや低価格な料金設定等、運動するには恵まれた環境にも見えま
すが、米疾病対策センターが示す有酸素運動や筋トレのガイドラインを満たし
ているのは、NY市民全体の約17%で、アメリカ全体の平均値(23%)より6%
も低いことが分かっています。また、スポーツ医学・運動の研究機関「American 
College of Sports Medicine」が調査した「健康管理ができている人が多い都
市ランキング(*1)」では、ニューヨーク市は国内22位にランク付けされていま
す。ちなみに、同調査での1位は3年連続で首都ワシントンD.C.が選ばれ、運動
習慣や肥満率などの要素を総合的に判断して、最も健康管理が行き届いている
都市として認められています。

また、同調査によると、NY市の人口比に対する公共スポーツ施設の設置割合は
2万人に対して約20か所、対するワシントンD.C.では約460か所(同調査での目
標設定値は200か所)と、NYは人口に対してスポーツ施設数が不足しているとい
う見方も出てきます。マンハッタン内にはジムを備えているアパートが少なか
らずあることは確かですが、身近なところに低価格の公共スポーツ施設がある
ということは市民の健康を維持するうえで大事な要素かもしれません。

                 (ニューヨーク事務所所長補佐 建道)

(*1) < http://www.americanfitnessindex.org/report/ >

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【INFO】【初開催】
    英国ロンドンでの日本紹介イベント「WABI(和美)」について
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来年7月に英国ロンドンで日本の文化、地方の特産品を発信するイベント「WABI
(和美)」が初めて開催されます!日本の食文化、酒類、観光、テクノロジー
産業等を出展者のニーズに合わせてPRできるイベントで、実演販売、ワーク
ショップ等も実施可能です。
IWC(International Wine Challenge)やWorld Best Restaurants 50を運営し
ているウィリアム・リード社主催です。是非ご出展をご検討ください。

日時:平成29年7月7日(金)-8日(土)
場所:英国 ロンドン オリンピア

詳しくはHPをご覧ください。


■お問い合わせ 
(一財)自治体国際化協会 ロンドン事務所  浅田
E-mail:mailboxjlgc.or.uk
(一財)自治体国際化協会 経済交流課 本谷・丸山
Tel:03-5213-1726

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【REPO】スタッフだより 世界に誇る日本の喫茶店
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私は珈琲が好きで喫茶店によく行くのですが、日本でコーヒーというと、シア
トル系コーヒーチェーンの台頭などにより、アメリカなど海外のイメージを持
たれる方もいらっしゃるかもしれません。数年前には、やはりアメリカ発祥の
サードウェーブコーヒーのお店が、東京に海外第一号店を出店し長蛇の列をな
したことは記憶に新しいかと思います。ただ、サードウェーブコーヒーの大き
な特長である「ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れるスタイル」が、実は日
本の喫茶店のスタイルを参考にしていることは、あまり知られていません。古
きよき日本の喫茶店が世界最先端のコーヒー文化に影響を与えている、そう思
うとサードウェーブコーヒーもより身近に感じられます。

                       (企画調査課主査 富田)

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【編集・発行】一般財団法人自治体国際化協会(企画調査課)
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル7F
HP < https://www.clair.or.jp/ > TEL:03-5213-1722 FAX:03-5213-1741

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