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Vol.181 やさしい日本語

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□■□      CLAIRメールマガジン vol.181(2017年6月23日)
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□                ~ やさしい日本語 ~

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                            T O P I C S               
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【記事】多言語サポートはどこまで必要なのか?

【記事】ランゲージ・エクスチェンジ

【記事】シンガポールのMRT

【記事】イギリス人に人気の海外旅行先は?

【INFO】第1回海外経済セミナーを開催します!

【INFO】『日本ふるさと名産食品展inクアラルンプール』の出展者・説明会参
    加者を募集します!

【INFO】『日本ふるさと名産食品展inロサンゼルス』の出展者・説明会参加者
        を募集します!

【REPO】スタッフだより 「夏への仕度」

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【記事】多言語サポートはどこまで必要なのか?
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先日、青山学院大学でクレアの事業について、講義をさせていただいたのです
が、その時に学生から面白い質問を受けました。
「多言語対応はどこまで必要だと思いますか?」
質問の背景には次のようなエピソードがありました。その学生は韓国に留学し
た経験があり、留学中は普段から韓国語を話そうとはりきっていたそうですが、
出会った韓国人は日本語がぺらぺらで韓国語で話してくれなかったようです。
よく聞く話です!私の友人でも、特に地方に住んでいる友人は日本語を練習し
たいけれど、逆に周りの日本人も英語を話すよい機会だということで、いつも
英語で話しかけられているようです。

一方で、私の両親がはじめてアジアに足を運んだのは私に会いに来てくれた日
本旅でしたが、2週間の滞在の最後にやっと「こんにちは」と「ありがとう」
というあいさつを覚えていました。また、母はまだ箸を上手く使えないため、
かばんの中にプラスチックのフォークを入れてずっと持ち歩いていました。両
親のように普段、あまり日本語に馴染みのない観光客のためには、多国語対応
は必要だと思います。箸ではなく、ナイフとフォークも使えるという選択肢も
必要かもしれません。多言語対応もしつつ、語学の勉強も出来るという選択肢
があるのがベストだと思います。

このような中、最近「やさしい日本語化」を進める動きが見られています。日
本の自治体はどのようにやさしい日本語の普及に取り組んでいるのか、調べて
みました。

「やさしい日本語」とは
ネイティブじゃない方にも分かり易い日本語です。例えば、漢字に振り仮名を
付けたり、擬音語、熟語、方言、敬語などをなるべく使わず、ゆっくり話した
りすることです。絵を使うことも多いです。

事例
・「やさしい日本語の手引き」(愛知県)
http://www.pref.aichi.jp/kokusai/easyjapanese/tebiki.pdf
・オンラインマガジン「MATCHA」(株式会社MATCHA)
https://matcha-jp.com/easy/3086
・「医療ガイドブック」(やさしい日本語版)(京都府)
http://www.pref.kyoto.jp/kokusai/1337054431044.html
・「地震が来たとき」(防災情報のやさしい日本語版)(大阪府狭山市)
http://www.city.osakasayama.osaka.jp/anzen/bosai/1418291009422.html

災害情報や医療ガイドブックを多言語化することは、もちろん必要だと思いま
すが、アパート、インターネット、携帯電話、銀行口座等の契約の際にやさし
い日本語での案内があるととても助かります。それと、店員さんにもやさしい
日本語で説明して欲しいなと思います。

言語は文化と深く繋がっていますので、日本文化を深く知るためにも、日本語
を体験したいと思う観光客も少なくありません。そのような人にとってのおも
てなしというのは、より多くの日本語に触れてもらうことなのかもしれません。
だから皆さん!外国人に話しかける時は、まずは日本語で話しかけることを意
識してみましょう!!

         (企画調査課プログラムコーディネーター ジャッキー)


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【記事】ランゲージ・エクスチェンジ
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【海外生活で英語を話す?】
海外で生活すれば英語だけを使うイメージがありますが、実はそうでもなく、
ほとんど英語を話せなくても生活が出来てしまいます。これはロンドンに住ん
でいるからかもしれませんが、ロンドンは世界中から人が集まり、いろんな言
語が飛び交う街です。日本人には日本人のコミュニティのようなものがあり、
他の国籍の方々にもそれはあると思います。自ずと日本人は日本人同士集まっ
てしまうことも多いでしょう。そうすると英語を話す機会がほとんどなくなっ
てしまいます。英国に移住した当初は英国に住んでいる知り合いがほぼ0のため
、英国人の友達を作るのは難しかったです。日本に移住してきた外国人の方々
も同じような悩みをもっているだろうなと感じました。

【英語を話す機会づくり】
そのため、仕事をしながらでも、英国で語学学校に通う方々が多いようです。
語学学校に通うと友人も増えますが、英国人はいません。そのため、私はラン
ゲージ・エクスチェンジと呼ばれるイベントによく参加するようにしていまし
た。これは例えば、日本語を学びたい人と日本語を話すことができる人が集ま
り、会話をするというイベントです(学ぶ言語はそれぞれのイベントによりま
す。)。場所は主にパブで開催されます。これらの参加料は無料もしくは安価
のため、気軽に参加できます。
1年前、英国に住み始めた頃は英語をあまり話すことができませんでしたが、
今では英国人の友達もでき、たくさんの知り合いができました。日本において
もこのような言語交流を気軽にすることができる機会が多くあれば、外国人の
方々がより一層日本に馴染みやすくなるのではないかと思いました。

                   (ロンドン事務所所長補佐 吉嶋)


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【記事】シンガポールのMRT
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シンガポールでの移動手段として欠かせないMRT(都市高速鉄道)。5路線が開
通しているほか、新規開線、延伸に向けて3路線が工事中です。現在営業してい
る駅は102駅、1日に延べ約280万人が利用します。公共交通を充実させ、交通渋
滞の発生を抑制することにより国内での移動が容易になっており、例えばチャ
ンギ空港から市内へのアクセスのしやすさはシンガポールの強みの一つです。
シンガポール政府は今後もMRT整備を推進する方針で、2030年には、営業距離を
香港や東京を超える360キロまで伸ばす計画を立てています。
そんなシンガポール人の足であるMRTですが、他の都市同様、混雑や利用マナー
の低下が問題となっています。そういった問題に対してシンガポール陸上交通
庁が実施する施策を紹介します。

1 早朝のMRT利用を無料に!
オフピーク通勤を促進するため、2013年から試験的に導入された制度です。平
日の始発から午前7時45分までに市中心部の駅の改札を出ると、運賃が無料にな
ります。この制度を導入することにより7%の人が早朝通勤にシフトしたとのこ
とです。実施期間は毎年1年ずつ延長されています。
2 「思いやり」キャンペーン
シンガポールでは、日本と同様、キャラクター文化が浸透しており、陸上交通
庁もMRT乗車マナー啓発のため、マスコットキャラクターを導入しています。
「Stand-up Stacy」「Give-way Glenda」「Move-in Martin」「Bag-Down Benny」
「Hush-Hush Hannah」の5種類のキャラクターで、MRTの車内や駅構内にステッ
カーが貼ってあるのをよく見かけます。また、ファミリー向けのイベントも開
催しており、キャラクターの仮装コンテスト等を行い、子供たちにもマナーア
ップを呼び掛けています。こうした取組の結果、国民の61%がMRT利用者の間に
思いやり精神が根付いていると考えているそうです。

日本の都市部においても、通勤ラッシュや公共マナーの啓発は常に課題となっ
ています。共通の課題を抱えるシンガポールのユニークな取り組みから学べる
ことも多そうです。

                                  (シンガポール事務所所長補佐 杉田)


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【記事】イギリス人に人気の海外旅行先は?
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イギリスでも短い夏を迎え、観光シーズンが始まりました。街中は世界各国か
らの旅行者で賑わっています。さて、そんな旅行先として人気のイギリスです
が、イギリス人に人気の海外旅行先はどこでしょうか。2016年の統計(※1)によ
ると、1位はスペインとなっています。スペインといえば温暖な気候と青い空の
イメージで、曇り空の多いイギリスの人にとって、いかにも人気がありそうで
す。しかし、筆者が驚いたのは、2位のフランスに1.7倍以上の差をつけていた
ことです。そこまでスペインが人気な理由をイギリス人に聞いてみると、
(1)とにかく日光を求めている、(2)近くて航空券が安い、(3)イギリス人向けの
リゾートがあるからとのことでした。(1)については、日本人には分かりにくい
感覚かもしれませんが、イギリス人にとって日光はとても貴重なもののようで
す。(2)については、スペインまで飛行機で約2時間、値段も往復1~3万円程度
で行けるので、とてもお手軽です。(3)については、スペイン中部東岸にベニド
ルムというイギリス人御用達のリゾートがあるそうです。そこでは英語が通じ
るのはもちろんのこと、イングリッシュ・ブレックファーストも食べられると
いうから驚きです。
もう1つ、イギリス人の海外旅行の傾向で面白いのが、冬の期間にヨーロッパ以
外の国への旅行者の割合が増えることです(※2)。一説には、クリスマスから正
月にかけての長期休暇の後に、長距離路線の航空券が安くなるからといわれて
います。
2016年のイギリス人の海外訪問者数は約7,080万人で過去最高を記録しました。
旅好きなイギリス人を引き付けるポイントがこうした統計から見えてくるかも
しれません。

(※1) https://www.ons.gov.uk/peoplepopulationandcommunity/leisureandtourism/articles/traveltrends/2016
(※2) https://www.ons.gov.uk/peoplepopulationandcommunity/leisureandtourism/bulletins/overseastravelandtourism/provisionalresultsformar2017

                   (ロンドン事務所所長補佐 丸山)


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【INFO】第1回海外経済セミナーを開催します!
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訪日観光客誘致促進を目的とするインバウンドをテーマに、平成29年度第1回海
外経済セミナーを開催します。国の最新の政策の動向や民間及び自治体の先進
的な取組等についてわかりやすくご紹介いたします。多くの自治体関係者の方
々のご参加をお待ちしております。
https://www.clair.or.jp/j/economy/3/page-1.html


(1)日 時 平成29年7月14日(金) 13時30分~16時45分

(2)場 所 公益財団法人 都道府県会館1階 101会議室
       (東京都千代田区平河町2-6-3)

(3)定 員 80名程度を予定

(4)テーマ 「自治体のためのインバウンド対応」

(5)内容  演題1 「インバウンドに関する国の取組と現状」
       講師  国土交通省観光庁国際観光課長 田中 由紀様

       演題2 「地方の魅力を世界に届けるためのデジタルマーケティング」
      ※講師  グーグル合同会社広告営業本部観光立国推進部長 陳内 裕樹様

       演題3 「『あるもの活かし』で地域力発信!
                  ~インバウンドは"編集力"で魅せよう~」
       講師  東北インアウトバウンド連合理事長 西谷 雷佐様

       演題4 「豊岡市におけるJET(CIR)のインバウンド活躍事例」
       講師  豊岡市役所環境経済部大交流課長 谷口 雄彦様

※グーグル合同会社の陣内様が、『プロモーションアドバイザー』に就任され
 ました!
『プロモーションアドバイザー事業』とは、自治体の海外活動支援に実績のあ
る方、広報分野で海外展開を手掛けている方、伝統・文化等で海外貢献をして
いる方等、海外プロモーションの各分野で活躍する方々をアドバイザーとして
希望自治体に派遣する事業です。
詳しくは下記URLをご参照下さい。
https://www.clair.or.jp/j/economy/3/page-9.html
  
〈お問い合わせ先〉
一般財団法人自治体国際化協会 経済交流課
TEL:03-5213-1726 FAX:03-5213-1742
E-mail:keishin@clair.or.jp


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【INFO】『日本ふるさと名産食品展inクアラルンプール』の出展者・説明会参
    加者を募集します!
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一般財団法人自治体国際化協会では、地方自治体が行う地域産品の海外販路開
拓を支援するため、マレーシアのクアラルンプールにおいて「ご当地グルメ」
をテーマとして、全国の自治体からの逸品を集めたオールジャパンの食品展を
開催します。ご出展いただける事業者を募集しますので、地元特産品輸出の足
掛かりやテストマーケティングの機会としてぜひご活用ください。
    
開催日程:平成29年11月10日(金)~11月19日(日)
開催場所:マレーシア クアラルンプール(ISETAN The Japan Store)
出展内容:地元独自の食文化として根付いているご当地グルメで、土産品など
     として商品化されている加工品・生鮮品及び酒
申込締切:平成29年7月7日(金)17時

詳しい内容はHPをご確認ください。
https://www.clair.or.jp/j/economy/2/exhibition.html

自治体にとって「日本ふるさと名産食品展 in クアラルンプール」にはこんな
メリットがあります。
(1)自治体独自の企画・交渉の手間を要さず、本食品展で地域の特産品をアピー
ルできます。
(2)初めての出展でも安心!マレーシア輸出に係る手続きや本番までの準備等、
全ての手続きをクレアがサポートします。
(3)食品展開催を予定している自治体に対して、食品展のノウハウを提供します。
(4)特産品の販売と併せて実施する観光PRに関連した販促イベントにおいて、来
場されたお客様に向けて自治体の魅力を発信することができます。

〈お問い合わせ先〉
一般財団法人自治体国際化協会 経済交流課
TEL:03-5213-1726 FAX:03-5213-1742
E-mail:keishin@clair.or.jp


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【INFO】『日本ふるさと名産食品展inロサンゼルス』の出展者・説明会参加者
        を募集します!
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一般財団法人自治体国際化協会では、地方自治体が行う地域産品の海外販路開
拓を支援するため、アメリカのロサンゼルスにおいて全国の自治体からの逸品
を集めた食品展を開催します。
ご出展いただける事業者を募集しますので、地元特産品輸出の足掛かりやテス
トマーケティングの機会としてぜひご活用ください。

<食品展>
開催日程:平成30年2月22日(木)~2月28日(水)【7日間】
開催場所:アメリカ ロサンゼルス(Marukai Market、Gardena店)
出展内容:日本国内で生産された食品(麺類・菓子・調味料・加工品等)
     (HACCPへの対応、原材料の米国輸入規制への適用が必要です。)
出展締切:平成29年8月31日(木) 17時          

<説明会>
東京会場:平成29年7月26日(水)13:30~16:00
     一般財団法人自治体国際化協会 1階大会議室
大阪会場:平成29年7月28日(金)13:30~16:00
     エル・大阪(大阪府立労働センター) 5階研修室2
参加締切:平成29年7月19日(水)

詳しい内容はHPをご確認ください。
https://www.clair.or.jp/j/economy/2/exhibition.html

〈お問い合わせ先〉
一般財団法人自治体国際化協会 経済交流課
TEL:03-5213-1726 FAX:03-5213-1742
E-mail:keishin@clair.or.jp

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【REPO】スタッフだより 「夏への仕度」
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早いもので2017年も半分が過ぎようとしています。
4月に新年度で新しい環境となった方々も、ようやく慣れてきて、夏本番に向
けて旅行等の計画を立てている方も多いんじゃないでしょうか。

慣れたきたこの頃に起きがちなことが、「物が増えていく」ことです。
自宅の部屋もデスク回りもふと気付けば、日常品や書類が雑然と・・・。

じめじめした梅雨の季節ですが、雨で外に出るのが億劫になった日は、一度落
ち着いて整理整頓・断捨離をしてみるのもよいかもしれませんね。
スカッとした気持ちで、爽やかに夏本番を迎えられればよいですね!

                         (企画調査課 吉岡)

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【編集・発行】一般財団法人自治体国際化協会(企画調査課)
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル7F
HP < https://www.clair.or.jp/ > TEL:03-5213-1722 FAX:03-5213-1741

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電話:03-5213-1722 Fax:03-5213-1741
Email:kikaku@clair.or.jp

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