CLAIRメールマガジンバックナンバー
vol.291「太陽光パネルのリサイクルがもたらす持続可能な地域産業の活性化」
__________________________________ ■□■□ □■□ CLAIRメールマガジン vol.291(2022年2月10日) ■□ 「太陽光パネルのリサイクルがもたらす持続可能な地域産業の活性化」 □  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ T O P I C S ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【パリ事務所】太陽光パネルのリサイクルがもたらす持続可能な地域産業の活性化 【北京事務所】高校入試改革でスポーツ教室が人気に 【ロンドン事務所】ロンドンの公園~自然との共生~ 【ニューヨーク事務所】セントラルパークで発見!ベンチからのメッセージ 【ソウル事務所】韓国の不動産バブルと住居探しの現状 【シドニー事務所】シドニーでのロックダウン中の小学校生活 【シンガポール事務所】シンガポールでサイクリング! 【INFO】(ロンドン事務所)オンラインセミナー「オランダの事例に学ぶ、地域に浸透するサーキュラーエコノミーの実現」 開催のお知らせ 【INFO】(ニューヨーク事務所)ウェビナー「オークランド・福岡姉妹都市協会から学ぶ!姉妹都市交流継続のための秘訣」 開催のお知らせ 【INFO】(ニューヨーク事務所)JETプログラム後のキャリア形成に関するパネルディスカッションを開催します 【INFO】(パリ事務所)日欧地域連携好事例ウェビナー「兵庫・神戸/ドイツ北部の地域間連携から 医療分野の未来に向けて」 公益財団法人神戸医療産業都市推進機構(兵庫県神戸市)& ライフ・サイエンス・ノルド(ドイツ)の地域連携をご紹介しま す! 【INFO】海外経済セミナー「先進事例に学ぶ持続可能な観光」を開催します! 【INFO】駒ヶ根フォーラム「開発途上国に対する母子保健の協力」のご案内 【INFO】外国人材の受入れに関する円卓会議公開シンポジウム「選ばれる国になるための新たな戦略」のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【パリ事務所】太陽光パネルのリサイクルがもたらす持続可能な地域産業の活性化 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 仏イゼール県グルノーブル市にあるスタートアップ企業ロジソラール(Rosi Solar)は、同県にあるラミュール村に太陽光 パネルのリサイクル工場を開設することを計画し、2021年末にラミュール村が属しているマテジーヌ・コミューン共同体と契 約を交わしました。報道によれば、2023年までに30人ほどを採用し、年間3000トンほどのパネルをリサイクルして、3トンの銀 や90トンのシリコンを回収する予定とのことです。マテジーヌ・コミューン共同体は、地元の産業活性化につながる大きな チャンスであるとして、今回の契約を歓迎しています。 今日、太陽光発電は二酸化炭素排出量削減の鍵として注目されていますが、発電に欠かせない太陽光パネルの耐用年数は一般 的に25~30年と言われており、持続可能性の点で課題がありました。太陽光パネルは、雨風にも耐えられるよう、太陽光電池を プラスチックで挟み、その上から保護ガラス、さらに別のプラスチックを背面につけるなど重層構造をしているため、リサイク ルが難しくそのまま廃棄されていました。 ロジソラール社は、不要となった太陽光パネルからシリコンや銀などの金属を回収する独自の技術を開発し、太陽光パネルの リサイクルを実用化するとともに、パネル製造の過程で廃棄されていたシリコンを再利用することに成功しました。 この太陽光パネルのリサイクル事業は、地域の雇用創出はもちろんのこと、太陽光発電の更なる促進にもつながります。また、 パネル製造に必要なシリコンなどを有効に活用することで、天然資源の保護も可能となります。 今後もフランス各地におけるこうした持続可能な取り組みに注目していきます。 パリ事務所 所長補佐 堀川 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【北京事務所】高校入試改革でスポーツ教室が人気に ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 北京市は、12月9日、「北京市義務教育体育与健康考核評価方案」を発表し、2022年度からの高校入試をめぐる改革・措置と して、高校入試の体育の点数を 30 点から 70点に引き上げることを明らかにしました。全教科合わせた点数は660点で体育の得 点比率はおよそ5%から11%に上がることとなります。入試では卓球や武術、水泳など14種類の中から受験科目を選ぶことがで きます。 こうした市の方針は発表前から保護者の耳に入り、一部の保護者は勉強と同様にスポーツについても子供の早期教育に力を入 れ、スポーツ教室はどこも活況を呈しています。 例えば、私が見学した北京市内のバスケットボール教室は20回(1回2時間)で1万元(約18万円)と1時間あたり約4,500円 で、日本のスポーツ少年団でかかる費用と比べると割高な印象を受けますが、その教室は小さな子供たちでいっぱいでした。ま た、市内のプールでは個人コーチを付けて泳ぐ子供の姿もよく見られます。相場は少なくとも1時間300元(5,400円)、月に4 時間で2万円を超えますが、子供のためなら許容できる範囲なのでしょう。改めて中国の保護者の教育熱心さを感じさせられ ます。 2021年8月13日に配信したメールマガジンでは、小中学生の学習負担の軽減を求める中国共産党の指導意見を取り上げました が、今回の改革ではさらにスポーツや芸術など勉強以外も含めた全面的な素質を伸ばし、健全な子の成長を期待する政府の意向 がうかがえます。しかし、スポーツ教室に通うことによる保護者の金銭的負担の増加だけでなく、保護者からは「大学入試が学 力で判断されるため、勉強に力を入れることに変わりない」との声が聞かれ、課題が生じているのも現状です。 依然として学力重視の傾向が強い中国では、厳しい大学入試が待ち受ける中で、政府による教育方針の改革が子供たちの学習 環境や成長にどのような影響を与えていくか今後の動向に注視していきます。 北京事務所 所長補佐 沢井 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ロンドン事務所】ロンドンの公園~自然との共生~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ロンドンで暮らして1年以上になりますが、緑に溢れ、リスや鳥などの動物を観察できる公園が家の近くにあることが、どれ だけ日々の生活を豊かにしてくれているかということを常々感じています。 ロンドンという大都会において公園は、友人、夫婦、恋人、また一人であっても自分たちの居場所を作れる場所です。ロンド ンで暮らす人々にとって、公園は第2の家のようにくつろげる場所であり、芝生は絨毯のようなものなのではないかと感じてい ます。 ロックダウン時には息抜きのために公園で余暇を過ごす人が特に多かったのですが、筆者もその一人であり、公園に遊びに来 ている人の姿やリスや鳥などを見ると穏やかな気持ちになれました。例え一人で公園に来ていても、他の家族や木々や動物に囲 まれることで、コロナ禍のように孤独になりやすい状況でも、寂しさを忘れることができました。ロックダウンを切り抜けられ たのは、公園のおかげだと思っています。公園がなければ、行先もなく、週末もずっと家にこもっていたことでしょう。 さて、ロンドンでは、2050年までに人口が現在の約900万人から1100万人以上に増加すると予測されています。人口が増加して も、全ての市民が自然を楽しむことができるよう、 公園を含むグリーンインフラの保全と拡大に政策的に取り組んでおり、2050 年までにロンドンの面積の半分以上を緑化することを目標としています。 グリーンインフラとは、自然環境が有する機能を社会における様々な課題解決(気候変動、生物多様性、心身の健康など)に活 用しようとする考え方です。公園などのグリーンインフラが充実していることにより、ロンドン市民は運動不足を回避でき、年 間5億8200万ポンド(約910億円)の医療コストなどが削減できていると推計されています。また、精神疾患についても同様で、年 間3億7000万ポンド(約580億円)の削減につながっているとされています。このように、運動を促進する環境づくりは、社会コス ト面においても大きな影響があります。 また、ロンドンの公園では、日常の都市生活においては忘れがちな、人間が植物や動物をはじめとする自然と共生していると いう事実を再認識することができます。日常生活の中で、自然との共生を思い出させてくれる場所が身近にあることは、人々の 環境への関心を高めるうえでも非常に重要です。 環境問題や人々の健康をはじめとする社会の様々な課題の解決に自然環境を活かそうとするグリーンインフラの考え方は、ロ ンドンという大都市のみならず、世界のあらゆる場所で必要なことではないでしょうか。 詳しくはこちらから。< https://www.jlgc.org.uk/jp/ad_report/parkinlondon/ > ※レート 1ポンド=156.5円(1月5日 OANDAによる) ロンドン事務所 所長補佐 萩ノ脇 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ニューヨーク事務所】セントラルパークで発見!ベンチからのメッセージ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 代々木公園の約6.3倍の面積で、年間4,200万人が訪れるセントラルパークには、1万以上のベンチが設置されています。ベン チの背もたれを見ると、亡くなった人を追悼するメッセージやお祝いのメッセージ、ペットに対するメッセージなど、様々なメ ッセージを刻んだプレートが設置されています。1986年、公園管理を行うセントラル・パーク・コンサーバンシー(Central Park Conservancy, CPC)の女性委員会が、ベンチを含む公園の維持管理費を捻出するために「Adopt a Bench」プログラムを開 始しました。 このプログラムでは、1万ドル(約115万円)を寄付することで、寄付者は、5×2インチ(約13×5センチ)のステンレス製 プレートにメッセージを刻むことができます。メッセージは120字以内で、4種類の書体を選択できます。承認されてから8週間 後、寄付者が希望するベンチにCPC職員がプレートを取り付けます。これまでに7,000以上のベンチにプレートが設置されていま す。 セントラルパークを訪れた際には、公園内を散策しながら様々なメッセージを見て回るのも面白いかもしれません。 セントラルパークのAdopt a Benchプログラムについては、こちらのサイトを参照してください。 ( https://www.centralparknyc.org/giving/adopt-a-bench ) ニューヨーク事務所 所長補佐 松尾 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ソウル事務所】韓国の不動産バブルと住居探しの現状 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 韓国では住居を借りる時に、「チョンセ(伝貰)」や「ウォルセ(月貰)」といった独自の賃貸システムがあることをご存じ でしょうか。 チョンセは、毎月の家賃を支払う必要がない代わりに、入居時に多額の保証金を納める必要があります。一方、ウォルセは、 チョンセより、少額の保証金を入居時に納めるとともに、毎月家賃を支払う必要があります。家主は、契約期間中、保証金を銀 行などに預けて、運用により利益を得ますが、今は、銀行の金利が低いため、チョンセよりもウォルセを希望する家主が多くな っているようです。保証金は、契約終了後、全額返還されますが、ウォルセの場合でも、家賃の10倍程度になるなど、韓国で は、入居時にまとまった資金を準備する必要があります。 こうした独自の賃貸システムのある韓国では、数年前から急激に不動産価格が上昇しています。特に首都であるソウルでは、 マンションなどの不動産価格が、この数年で2倍近くになったとも言われています。 不動産価格の上昇は、新たに賃貸で住居を探す人たちにも大きな影響を与えています。家賃や保証金が上昇しているため、こ れまで日本人に人気のあった地区では、条件に合う住居探しが難しくなり、中心地から少し離れた地区に住む日本人が増えてい ると聞きます。また、韓国の統計庁が発表した国内人口移動統計によると、2021年のソウルからの転出超過が11月までで9万7 千人に上っており、不動産価格高騰により人口流出の傾向が続いているそうです。 今後、韓国に住む予定の方や検討している方などは、この不動産バブルの動向を注視することをお勧めします。 ソウル事務所 所長補佐 鹿島 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【シドニー事務所】シドニーでのロックダウン中の小学校生活 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ シドニーでは、2021年6月下旬から10月上旬にかけて約100日間ロックダウンが実施されました。今回は、現地の公立小学校に通 う息子(小学校1年生)のロックダウン中の在宅授業を含めた小学校生活について紹介します。 在宅授業は主にSeesawというアプリを用いて行われたため、まず、希望者には学校からiPadが貸出されました。基本的には、 このアプリに、各授業で用いる教材等が前日にはすべてアップロードされ、金曜日には翌週の時間割がアップロードされまし た。 ロックダウン中の小学校生活の1日は、担任の先生とクラスメート全員が参加するZoomで始まります。そこでは、最初に先生 からクラスの20人ほどに対して一人ずつ簡単な声掛けがあり、その後、ランダムにグループ分けされ、数分間グループ内で雑談 を楽しみます。 Zoom終了後は、時間割に沿ってアップロードされた課題に取り組み、終了後には成果物(アプリに直接入力したデータや画像、 動画等)をアップロードします。そして、それに対して担任の先生からアプリ上でフィードバックをもらうというのが大まかな 流れとなります。 また、それぞれの課題に取り組む際には、早く終わった児童のために少しレベルの高い課題が追加で用意され、逆に少し難し いと感じる児童のために解き方を示す動画やヒントが添付されています。もちろん、アプリを介していつでも先生に質問するこ とも可能です。お昼の時間には、2度目のZoomがあり、クラスメートと午前中の課題や好きなアニメの話で盛り上がります。そ して、午後の時間割終了時間の3時頃に課題完了の報告を先生に行い、1日が終わります。 息子はまだ小学校1年生で英語に関してもまだまだ理解できないことも多いため、親が横についてサポートする必要がありま したが、ロックダウン中でも、こうしてクラスメートと触れ合い、学習できる環境のおかげで、息子も在宅授業を楽しんでおり ました。 シドニー事務所 所長補佐 市之瀬 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【シンガポール事務所】シンガポールでサイクリング! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ コロナ禍で在宅勤務が続き、気軽な運動でストレス発散がしたい...と思われる方にシンガポールでおススメしたいのが、一人 から気軽にできるサイクリングです。 年末年始にかけて寒さが一段と厳しさを増す日本と異なり、シンガポールは一年中夏のような気候。雨の多い季節があったり 日中急な雷雨に見舞われたりすることがあるものの、年間を通し昼夜を問わず屋外の運動が行える環境です。 特にサイクリングに適していると思われるのは、日中の暑さが和らぐ夜間。マリーナベイサンズを始めとする都会的な夜景や 対岸のマレーシア領やインドネシア領の島々の灯りを横目に風を切って走るのは気分爽快!シンガポール名物のホーカーセンタ ーも夜遅くまで営業しているところが多いので、途中で食事や休憩をはさみつつシンガポールの風景を堪能できます。 さてどこを走るか...ですが、そこはガーデンシティの名のとおり至る所に遊歩道が整備されているシンガポール、選択肢は豊 富です。その中でも特に注目いただきたいのがPCN(Park Connector Network)。National Parks Board(シンガポール国立公園 局)が整備している、主要な公園を結ぶ歩行者及び自転車向けの緑道です。その総延長はなんと300Km超に上ります。同局の公式 ウェブサイトでは各ルートのマップや地域ごとの特色が示してあり、その日の気分に合わせて選択するのも一興です。 さらに、公共交通機関が発達しているシンガポールではMRT(地下鉄)やバスを利用する際に一定サイズ以下の折り畳み自転車 を持ち込むことができるほか、タクシーや配車アプリの利用料金も日本と比較すると安いので、自転車を伴う移動も容易です。 自転車で目的地に向かいそこから公共交通機関を使って帰宅するという使い方もでき、柔軟なルート設定が可能です。 なお筆者は自転車を持っていないので、サイクリングに行く際は基本的にシェアサイクルを利用しています。SGバイクをはじ めとするシェアサイクルは貸出・返却場所が街中の至る場所にあり、専用のアプリをインストールしておけばいつでも手軽に自 転車の利用・返却ができて便利です。ただし時間帯によっては利用可能な自転車を見つけることが困難な場合もあります。また 故障やパンクを起こしている自転車もあるので、利用前に状態をしっかり確認することが重要です。 シンガポールでの自転車利用に関する注意事項はLand Transport Authority(シンガポール陸上交通省)のウェブサイト等に 掲載されていますので、シンガポールにお越しの際は、最新のルールを確認しつつ快適なサイクリングをお楽しみください! シンガポール事務所 所長補佐 山田 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【INFO】(ロンドン事務所)オンラインセミナー「オランダの事例に学ぶ、地域に浸透するサーキュラーエコノミーの実現」 開催のお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ クレアロンドン事務所では、幅広い分野で活躍されている方々を講師に招き、欧州における「状況」「ニーズ」「考え方」な どの情報をお届けしております。 第14回目のセミナーでは、サーキュラーエコノミー研究家として、アムステルダムと日本を拠点に日本の関係省庁・企業・自 治体に向けてサーキュラーエコノミーの実践と理論の普及を進め、その活動が高く評価され、「青年版国民栄誉賞(TOYP2021)」 にて「内閣総理大臣奨励賞(グランプリ)」を受賞したCircular Initiatives & Partners代表の安居昭博氏をお迎えし、「オラン ダの事例に学ぶ、地域に浸透するサーキュラーエコノミーの実現」をテーマに講演いただきます。 2020年5月、経済産業省により「循環経済ビジョン2020」が発表されるなど、長年にわたって実施されてきた大量生産・大量消 費・大量廃棄の一方通行の経済システムから、廃棄物を生み出さない持続可能な経済システムである「サーキュラーエコノミー (循環経済)」への転換が推し進められています。 本セミナーでは、2050年までに完全なサーキュラーエコノミーへの移行を目指すオランダにおける、政府・自治体の政策づく りや公民連携の手法、市民の意識変革に向けた工夫、地域の特徴を生かしたモデル事例等を紹介し、サーキュラーエコノミーへ の移行を実現するための自治体の役割や効果的な政策づくりのヒントを解説します。 つきましては、国際、環境、産業関連部局をはじめとする幅広い部局のほか、大学・関係団体の方々にも広くご周知いただき ますようお願いいたします。 ■日時:2022年2月22日(火)19:00~20:00(日本時間) ■講師:Circular Initiatives & Partners 代表 安居 昭博 氏 ■配信:Zoom(事前登録者のみ、見逃し配信の閲覧可能) ■申込方法:下記登録フォームよりお申込ください https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Lcp-GP2mRrOEVUMh0_7I1A <第12・13回オンラインセミナーの見逃し配信について> 第12回「ドイツにおけるジェンダー・ポリティクスと政策」および第13回「コロナ禍で学んだ大きな違い:英国流儀 vs 日本 流儀」の見逃し配信は、下記のリンクからご視聴いただけます。 https://www.jlgc.org.uk/jp/research/onlineseminar/ <お問い合わせ先> (一財)自治体国際化協会ロンドン事務所 中村・新野 Mail:mailbox@jlgc.org.uk ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【INFO】(ニューヨーク事務所)ウェビナー「オークランド・福岡姉妹都市協会から学ぶ!姉妹都市交流継続のための秘訣」 開催のお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ クレアニューヨーク事務所では、日米のかけ橋として活躍しているJETプログラム経験者(※)を講師に招き、日本の自治体関 係者の皆様にとって有益な情報をお届けするウェビナーシリーズを開催しています。 第3回目となる今回は、オークランド・福岡姉妹都市協会のマーク・フライ氏をお招きし、同協会の活動や姉妹都市交流を継 続するための秘訣についてご講演いただきます。 ■日 時:2022年2月15日(火)9:30~11:00(日本時間) ■配 信:Zoom ■参加費:無 料 ■対象者:アメリカとの交流に携わる自治体関係者、日米交流に関心のある方ほか ■言 語:英語(日本語の逐次通訳あり) ■申込方法:下記登録フォームよりお申込ください。 https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_Up8DF05iT2KmEt15UQKR8Q お申し込みいただいた方には、「Zoom」より登録完了メールが送信されます。 <講師について> マーク・フライ氏は約20年にわたり、JETAAと日米交流のリーダーとして活躍している。本業はPwCのマーケティング&セール ス・シニア・マネージャーだが、オークランド・福岡姉妹都市協会(OFSCA)およびシカゴ大学同窓会ベイエリアクラブの理事 や、JETプログラムの外国語指導助手として勤務した熊本県の文化大使「モンバサダー」を務めている。JETプログラム終了後、 JETAA北カリフォルニア支部会長、JETAA USA国代表を務め、現在はJETAA USAの顧問理事である。また、米国JETプログラム同窓 会組織であるUSJETAAの基礎となったJETAA USA Building Capacity Initiativeの委員会メンバーも務めた。 (※)JETプログラムについての詳細はこちらをご覧ください。 http://jetprogramme.org/ja/about-jet/ <お問い合わせ先> (一財)自治体国際化協会ニューヨーク事務所 神笠 Mail:kamikasa@jlgc.org ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【INFO】(ニューヨーク事務所)JETプログラム後のキャリア形成に関するパネルディスカッションを開催します ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本パネルディスカッションでは、JETプログラム参加者を中心に、日本での就労経験やそこで培った語学力を活かして、現在グ ローバルにご活躍される方々からお話を伺います。 様々な業界・セクターから5名のパネリストにご参加頂き、日本での就労後にどのようにして日本と海外の橋渡しをするキャ リアを築いてきたのか、日本での生活や語学習得のご経験、日本企業の海外ビジネスの現状等を中心に、率直な意見交換をして 頂きます。 本企画は、主に現役JET参加者及び卒業生の方々を対象に、将来のキャリア形成の参考にして頂くことを目的とし、初めて全て 日本語にて実施されるものです。 ■日時:2022年2月23日、7:00~8:30(日本時間) 2022年2月22日、19:00~20:30(米国東部時間) ■内容: モデレーター:(一財)自治体国際化協会ニューヨーク事務所 次長・上席調査役 草壁 京 パネリスト:・Jessica Cork, Vice President, Community Engagement and Corporate Communications, YKK Corporation ・Mark Keegan, General Manager, Corporate Communications and Sustainability at Mitsubishi Corporation (Americas); Director, Foundation, Mitsubishi Corporation ・David Boling, Deputy Assistant U.S. Trade Representative for Japan ・Matt Brown, Director, London, Brunswick Group ・Carmen Chan, Associate, San Francisco, Brunswick Group ■主催:ブランズウィック・グループ、 USJETAA、(一財)自治体国際化協会ニューヨーク事務所 ■後援:在アメリカ合衆国日本国大使館 ■申込方法:下記登録フォームよりお申込ください。 https://usjetaa.wildapricot.org/event-4654031 <お問い合わせ先> (一財)自治体国際化協会ニューヨーク事務所 廣澤 Mail:jlgc@jlgc.org ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【INFO】(パリ事務所)日欧地域連携好事例ウェビナー「兵庫・神戸/ドイツ北部の地域間連携から 医療分野の未来に向けて」 公益財団法人神戸医療産業都市推進機構(兵庫県神戸市)& ライフ・サイエンス・ノルド(ドイツ)の地域連携をご紹介しま す! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ クレアでは、アルザス欧州日本学研究所(CEEJA)と連携し、日本と欧州の地域間の産業連携の好事例を紹介するウェビナーを 開催しています。今回は、「兵庫・神戸/ドイツ北部の地域間連携から 医療分野の未来に向けて」と題し、公益財団法人 神戸 医療産業都市推進機構(兵庫県神戸市)& ライフ・サイエンス・ノルド(ドイツ)との地域連携の好事例を取り上げます。 日欧地域連携に取り組んでいる、もしくはこれから取り組もうという自治体・地域の方は、ぜひご参加いただき、今回紹介す る取組事例を今後の施策のヒントとしてください! ■日時:2022年2月18日(金)17:00~18:00(日本時間) ■プログラム:・発表:公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 クラスター推進センター チーフ・コーディネーター 笹山 美紀子 氏 ライフ・サイエンス・ノルド(ドイツ) 国際関係マネージャー サラ・ニーマン 氏 MAGIA2MARKETアライアンス シモン・ギュダン氏 (リヨン・ビオポール(フランス)国際関係部局責任者) ・パネルディスカッション:公益財団法人神戸医療産業都市推進機構クラスター推進センター チーフ・コーディネーター 笹山 美紀子 氏 サイエンス・ノルド(ドイツ) 国際関係マネージャー サラ・ニーマン 氏 MAGIA2MARKETアライアンス シモン・ギュダン 氏 (リヨン・ビオポール(フランス) 国際関係部局責任者) 一般財団法人自治体国際化協会パリ事務所 所長 野村 知宏 ■配 信:Zoom ■参加費:無料 ■言語:日英同時通訳付き ■申込方法:下記のHPからご登録ください。当日までに参加リンクをメールでお送りします。 https://www.ejrc-helpdesk.eu/webinar18feb-jp <お問い合わせ先> (一財)自治体国際化協会パリ事務所 Mail:ejrc@clair.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【INFO】海外経済セミナー「先進事例に学ぶ持続可能な観光」を開催します! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 近年、日本の観光業においては、感染症対策や多発する自然災害に対する危機管理、文化的建造物の維持管理やオーバーツー リズムに伴う課題(混雑やマナー違反)への対応など、持続可能な発展モデルをいかに確立するかへの関心が高まっています。 本セミナーでは、このような「持続可能な観光」の実現に向けてご活躍されている日本各地の方々をお迎えし、その意義や自 治体の役割、実現に向けた具体的な取り組みなど、先進事例を交えてご紹介いたします。 地域の魅力発信・インバウンド誘客に取り組みたい自治体のご担当者様をはじめ、多くの皆様のご参加をお待ちしておりま す! ■日 時:令和4年2月28日(月)14:00~16:00 ■開催形式:オンライン(Zoomウェビナー) ■主 催:一般財団法人自治体国際化協会 ■対象者:自治体職員(観光担当部署、インバウンド誘致関連部署) ■参加費:無料 ■参加申込:下記の申込フォームよりお申込ください。(2月23日(水)まで) ※事前登録制(先着順、定員500名) < http://economy.clair.or.jp/activity/seminar/ > ■内 容: 14:00~14:05 開会挨拶 14:05~14:35 講演1「持続可能な観光の実現に向けた観光庁の取り組み」 講 師:観光庁参事官(外客受入担当)付 主査 山田 義人 氏 14:35~15:15 講演2「持続可能な観光の実現に向けた京都市の取り組み」 講 師:京都市産業観光局 観光MICE推進室 課長補佐 渡辺 英人 氏 15:15~15:55 講演3「4年連続世界の持続可能な観光地100選に選出 ~株式会社かまいしDMCの取り組み~」 講 師:株式会社かまいしDMC 代表取締役 河東 英宜 氏 15:55~16:00 クレア事業紹介、閉会 <お問い合わせ先> 経済交流課 中込・柴田 Tel:03-5213-1726 / Mail:keishin@clair.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【INFO】駒ヶ根フォーラム「開発途上国に対する母子保健の協力」のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 長野県駒ヶ根市は外務省と共催で、「地域資源を活用した開発途上国に対する母子保健の協力」と題した講演会とパネルディ スカッションを開催します。 日本の安全で人間的なお産をはじめとする母子の健康は、先人から積み上げてきた母子保健の取り組みの賜物。このような、 日本の資源や技術、地域実践の経験を生かした国際協力が、開発途上国にどのような効果を与えるのか、身近な地域にどのよう な効果をもたらすのか。 「地域資源を活かした開発途上国に対する母子保健の協力」をテーマに国、大学、地域の視点から紐解きます。 詳細は< https://bit.ly/3t9oOe7 >をご覧ください。 ■日時:2月15日(火)午後2時~午後5時 ■方法:オンライン配信 ■参加:無料 ■申込:以下のURLからお申し込みください。(2月14日(月)締め切り) < https://bit.ly/336T2DB > <お問い合わせ先> 長野県駒ヶ根市企画振興課 Tel:0265-83-2111(内線244) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【INFO】外国人材の受入れに関する円卓会議公開シンポジウム「選ばれる国になるための新たな戦略」のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JCIEが事務局を務める「外国人材の受入れに関する円卓会議)」(以下、円卓会議)では、2021年6月に、「アフターコロナ時 代に向けての外国人受入れ政策のあり方―「選ばれる国」への新提言―」を公表しました。本提言は、コロナ禍後の日本の再成 長を展望し、日本の競争力の強化に直結する高度人材を含め多様な外国人が日本を選び、生産性の向上や、企業の競争力の強 化、ひいては日本の国力の増進に資するような活躍ができる体制作りに向けた新たな対応の必要性について認識し、日本が多様 な外国人に「選ばれる国」となるための具体的な内容について国内外に示すことを目的に策定したものです。 シンポジウムでは、円卓会議メンバーである国会議員、市長、経済団体、NPO、研究・教育機関などの代表らが、With・After コロナの変化を見据え、日本が外国人材に「選ばれる国」になるために示すべきビジョンや今打つべきアクションについて、新 提言の内容を踏まえて国、社会、企業として取り組むべき戦略を多角的な観点から議論します。 ぜひご参加ください。 ■日時:2月14日(月) 13:30~17:00 ■方法:オンライン(YouTube)(すべて日本語) ■主催:(公財)日本国際交流センター ■参加費:無料 ■申込:事前登録をお願いいたします。(2月10日締め切り) < https://forms.gle/PSjsPkE7iQJXVve66 > ご登録いただいたメールアドレスに、後日YouTubeのURLをお送りします。 ※本シンポジウムは一般公開ですが、参加には事前登録が必要です。 <お問い合わせ先> (公財)日本国際交流センター 外国人材の受入れに関する円卓会議事務局 Mail: youth @jcie.jp(@前の空白を削除してください。) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集・発行】一般財団法人自治体国際化協会(企画調査課) 〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル7F HP < https://www.clair.or.jp/ > TEL:03-5213-1722 FAX:03-5213-1741 Copyright(C) 2021 Council of Local 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