自治体国際化協会(クレア)は、全国の地方自治体の共同組織として、1988年に設立されました。東京本部、全国67支部、海外7事務所(ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、ソウル、シドニー、北京)において、地域社会の国際化に取り組んでいます。
「国際化」の取組は多岐にわたりますが、外国を知り理解し合うことはその第一歩です。現在、日本の地方自治体の半数にあたる899地方自治体が74カ国の地方自治体と計1,818の姉妹都市の関係を築き、行政、青少年活動等の様々な場面で相互理解を深めています。こうした草の根の交流は諸外国との友好の礎です。クレアは、姉妹都市交流をはじめ地域の各種団体等の特色を活かした多彩な国際交流を支援しています。
現在、日本には195の国と地域出身の約341万人の在留外国人の方がおられます。多様な文化を持つ方々が地域社会のメンバーとして共に暮らしていけることは地域社会の「国際化」そのものです。クレアは、地域に住む人達がお互いを尊重し支え合う、誰もが安心して暮らせる地域づくりへの取組を支援しています。
また、「国際化」に対応するために外国語教育の充実と地域レベルでの国際交流は大切です。クレアは、総務省、外務省、文部科学省と連携し、小中高校での外国語指導や地域の国際交流活動に取り組む外国人青年を海外から招致するJETプログラムを推進してきました。現在、50カ国5,831人の外国人青年が全国各地で毎日活動していますし、78カ国7万7千人を超えるJETプログラムの卒業生は日本と海外との架け橋として活躍されています。
さらに、海外との経済交流が活発化する中で、地方自治体による外国人旅行者の誘致、地域産品の海外進出・海外展開の支援など、経済活動の支援にも取り組んでいます。
今後とも、クレアの活動に御理解、御支援をいただきますようお願い申し上げます。
一般財団法人自治体国際化協会 理事長 安田 充
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