CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

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自治体間交流

姉妹交流活動の参考事例

姉妹自治体優良事例紹介

姉妹都市締結に基づく姉妹都市交流

  • 奈良県 天理市
    天理市
  • 大韓民国 忠清南道
    ①瑞山市
  • ブラジル連邦共和国 サンパウロ州
    ②バウルー市
  • チリ共和国 コキンボ州
    ③ラ・セレナ市

交流事業の特色

  • 小・中学生、市民参加の交流事業の実施
  • 交流の継続性
  • 行政職員相互派遣を通した行政施策の比較分析、優秀な施策の反映(瑞山市)
詳しくはこちらをご覧ください。
天理市 http://www.city.tenri.nara.jp/profile/shimai/shimai1.html
①瑞山市 http://www.seosan.chungnam.kr/
②バウルー市 http://www.bauru.sp.gov.br/
③ラ・セレナ市 http://www.laserena.cl/
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市制50周年を記念した歓迎レセプションで記念盾の贈呈
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行政職員研修の実施(瑞山市職員の受入れ)

交流事業の内容

  1. 天理市制50周年記念式典等への姉妹都市関係者の招請
    平成16年11月7日挙行の市制50周年記念式典及び関係諸行事に、駐日チリ大使、駐日ブラジル参事官、大韓民国領事、瑞山市長等の姉妹都市関係者を招請した(11月6日~11月9日)。
  2. 絵画などの交換作品展の開催(毎年)
    姉妹都市小中学生による「絵画書」の交換作品展を、庁舎市民ホールで開催した(平成19年1月14日~1月21日)。天理市の小中学生の作品は、作品展終了後、各姉妹都市に分けて送付している。
  3. 瑞山市芸術協会関係者の親善訪問、芸術展の開催(平成16年4月6日~4月16日)
    作品出品者を含む瑞山市芸術協会関係者が天理市を訪問し、芸術を通した両市の文化交流を行った(平成16年4月5日~4月8日)。開催に合わせ、両市の小・中学生等の「絵画・書」の展示会を、市庁舎市民ホールで開催した。
  4. 職員行政研修(専門分野)の実施(職員相互派遣は、平成6年度から)
    職員相互派遣(行政研修)事業として、平成17年度は天理市職員(2名)を瑞山市に派遣し、行政研修とともに国際交流に努めた(平成17年9月8日~11月25日)。また、平成18年度は瑞山市職員(1名)を受け入れし、天理市の行政分野研修や日本語研修を実施するとともに、市職員及び市民との交流やホームステイ体験などを通じて、言語・文化・習慣についての理解に努めた(平成18年9月7日~11月24日)。
  5. 韓国語講座の開催(平成8年度から)
    姉妹都市の言語の理解に資するため、市民等を対象にした韓国語講座を実施した。講座は、隔年で昼と夜の開催としており、受講機会の拡大に努めている。平成19年度は20名の定員で募集したが、27名もの応募者があった。
  6. 瑞山市の中学生と天理市の中学生との学生交流の実施(平成15年度から)
    平成18年度は天理市から初めて中学生(8名)を派遣し、平成19年度に瑞山市中学生15名を受入れた際(平成19年7月30日~8月2日)には、野外活動交流やホームステイ等を通し、お互いの国の文化や生活習慣を体験することはもちろんのこと、両市中学生の再会という場面もあり、中学生交流は年を追うごとに充実していきている。上記の他、平成13年8月に姉妹都市締結10周年を迎えることと、2002年に開催されるワールドカップ日韓共催を記念して、中学生サッカー親善交流(フレンドシップサッカー交流事業)を平成12年7月に瑞山市で、平成13年8月には天理市で開催した。
  7. 瑞山市女性団体の受入れ
    瑞山市女性団体(10名)の受入れを行い、女性施策の現状や社会への参画等について天理市の女性団体役員との交流を行った(平成14年7月10日~7月11日)。
  8. 瑞山市市民団体の受入れ
    市長への表敬訪問、市民との交流、市内観光等を目的とした瑞山市市民団体(天理クラブ)の訪問(平成18年11月6日~10日)に対し、関係者への連絡調整等の協力を行った。
天理市の概要②バウルー市の概要
③ラ・セレナ市の概要
人口 69,363人 ②316,000人
③137,000人
面積 86.37km2 ②707.00km2
③40.47km2
概況 天理市は、奈良県盆地の中央にあって、上代大和の最初の道路として栄えた「山の辺の道」は今もなお、その面影をとどめ、国家創成期の遺跡に富む歴史的風土の地である。天保の年「中山みき」によって開かれた天理教は、その後めざましい発展をとげ、いまや国際的な宗教文化都市の中核となっている。昭和29年4月1日に町村合併促進法の波にのって6ヶ町村が合併して市制が施行され、近畿圏整備法における近郊整備区域一部保全区域として10万都市をめざして着実な歩みをつづけている。

②バウルー市は、サンパウロの北西約350kmにあり、ラテンアメリカの鉄道・車道分岐点として交通網の要所にあり、近年、商工業・金融・教育などの様々な分野において、地域の中心地として、急速に発展している。農業分野では、サンパウロ州内でも有数の生産地で、特にパイナップル生産高はサンパウロ州で1位。教育分野では、サンパウロ州で唯一2つの州立大学(サンパウロ大学・サンパウロ州立大学)を有し、他にも2つの私立大学がある。日系人も多く居住しており(約7千人)、天理教のブラジル伝道庁の所在地でもある。特産品は、パイナップル、さとうきび、コーヒー、ユウカリ樹、柑橘系果物。

③ラ・セレナ市は、サンチャゴの北方約470kmに位置する地方都市。サンチャゴに次いで2番目に古い町で、コキンボ県庁の所在地でもある。スペイン風の独特な都市建築様式をとり入れた町並みが特徴で、太平洋を望む緑豊かな美しい町である。ラテンアメリカで、初めてノーベル文学賞を1945年に受賞した女流詩人ガブリエラ・ミストラルもこの町の出身である。気候は日本とよく似ており、季節は四季に分かれている。近年観光地として脚光を浴びており、チリ国内はもとよりアルゼンチンなどからも多くの観光客が訪れている。最近は、果物や金鉱業の輸出が多くなり、めざましい発展を続けている。特産品は、小麦、野菜、りんご、さとうきび、ぶどう、ぶどう酒等 [鉱業] 銅、硝石、鉄鉱石、鉛、金、水銀、硫黄等。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 ①1991年11月7日
②1970年4月18日
③1966年10月1日
姉妹都市提携の経緯

①近隣諸国との国際交流を希望していた天理市が、韓国の(社)韓日協会会長の紹介により瑞山市長に書簡を送った(1991.2.15)。その後両市による事前調査団の派遣を行い、その結果をふまえ天理市議会にて承認された。1991年11月7日瑞山市にて天理市助役(市長代理)と瑞山市長との間で調印が行われ、姉妹都市提携が成立した。

②1969(昭和44)年4月10日、バウルー市長の代理者が天理市との親善友好を深めたい旨の親書を持参され、外務省、ブラジル大使館等の賛意を得て検討を重ね、その後両市の議会において承認された。1970年4月18日、天理市長とバウルー市副市長(市長代理)との間に調印が行われ、姉妹都市提携が成立した。

③1964(S41)年12月17日、在チリ大使がラ・セレナ市を公式訪問した際、ラ・セレナ市長から日本の宗教文化都市と姉妹都市提携を希望する話があり、これが契機となり両市の議会で承認され、1966年10月1日、在チリ大使が天理市長に代わってラ・セレナ市長との間で調印が交わされ、姉妹都市提携が成立した。

交流事業の展望、課題等 三都市との小・中学生の交換作品展や韓国語講座については、多くの市民に異文化への理解を深めるため、今後も毎年開催する。また、瑞山市との職員交流では、隔年で派遣と受入れを実施している。中学生交流は、これまで隔年での受入れだけであったが、平成18年度に本市から中学生(8名)を初めて派遣(8月1日~5日)した。今後は、隔年の派遣と受入れを継続して実施し、将来の天理市を担う中学生に交流の拡大の実現を託したい。
同時に、市民レベルの交流も含めた交流拡大に一層努めたい。

姉妹都市オーストラリア・リズモー市との国際交流事業

  • 奈良県 大和高田市
    大和高田・リズモー都市友好協会
  • オーストラリア ニュー・サウス・ウエルズ州
    リズモー市

交流事業の特色

  • オーストラリアと日本の姉妹都市締結第1号
  • 交流の継続(1963年姉妹都市締結、交換学生の派遣1986年~現在、受け入れ1985年~現在、英字新聞THE BAMBOO SHOOTS1994年~現在、協会ニュース1988年~1990年、2003年~現在)
  • サザンクロス大学コーラスグループ「イザベラ・ア・カペラ」のコンサート開催
  • 愛地球博・オーストラリアいきいき自転車隊との交流
  • さまざまな分野で、幼稚園児から大人まで幅広い年齢層での市民間の交流
詳しくはこちらをご覧ください。
大和高田市 http://www.city.yamatotakada.nara.jp/
リズモー市 http://www.lismore.nsw.gov.au/
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サザンクロス大学コーラスグループ イザベラ・アカペラによるチャリティコンサート
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交換学生制度 市立高田商業高校生との交流

交流事業の内容

 オーストラリアと日本の姉妹都市締結第1号を結び45年間の交流は、両市長・市民訪問団の交流はもとより、1985年から続く交換学生の相互派遣を中心に、さまざまな分野に広がりを見せ、根づいたものとなっている。

 通訳ボランティアやホストファミリー登録制度の導入、交換学生OBの積極的な活用によるサポートに支えられている。

 産業・経済のつながりというよりは、友好・親善に基づく人的交流が核になっている。

大和高田市の概要リズモー市の概要
人口 71,700人 約46,000人
面積 16.49km2 1,267km2
概況 大和高田市は、奈良盆地の西部に位置し、伊勢街道が東西に貫き、古くから交通の要所として商工業の発展をみてきた。現在は、大阪への通勤圏内として住宅化が進んでいる。市を南北に流れる高田川畔の桜並木は、毎年見事な花回廊をつくる。 ニュー・サウス・ウエルズ州北端部に位置し、リッチモンド川流域にある。亜熱帯性気候で、産業としては、酪農、畜産加工、マカダミアンナッツの栽培が盛ん。サザンクロス大学がある学園都市でもある。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 1963年8月7日
姉妹都市提携の経緯 戦後間もなく、大和高田市に赴任したパウロ・グリン神父が、まだ反日感情が残るオーストラリアの出身地リズモー市民の募金で、市内に幼稚園を建設。それがきっかけとなった。
今後の展望、課題等 姉妹都市締結45年を迎え、両市の市民レベルでの交流が継続している。最近はインターネットの普及により情報のやり取りが容易なため、より幅広い年齢層で、より密な交流が期待できる。

スロヴァキア共和国ビソケ・タトリ市との友好関係の推進

  • 奈良県 野迫川村
    野迫川村
  • スロヴァキア共和国
    ビソケ・タトリ市

交流事業の特色

  • 長野オリンピックにおけるスロヴァキア選手団応援事業
  • 野迫川中学生のスロヴァキア共和国への派遣事業
  • ビソケ・タトリ市からの訪問団招聘事業
  • 野迫川村の太鼓クラブにおけるスロヴァキア公演
  • 野迫川村民スロヴァキア訪問事業
  • 村イベントにおける在日スロヴァキア大使・大使館員によるスロヴァキア共和国の紹介
  • 在日スロヴァキア人によるスロヴァキア語教室・スロヴァキア料理教室の開催
  • スロヴァキア民族舞踊団「シャリシャン」奈良公演主催
  • スロヴァキア共和国と日本の間における姉妹都市提携第1号
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.vill.nosegawa.nara.jp/
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交流事業の内容

 スロヴァキア共和国との交流は、1997年秋、当時の駐日大使夫妻が野迫川村を訪問したことから始まる。次代を担う子どもたちに国際感覚を身につけさせたいということから、まず、学校を中心とした交流を始め、1998年夏に野迫川中学3年生がスロヴァキア共和国を訪問、ビソケ・タトリ市初等学校を訪れ、生徒たちと交流、ホームスティを経験する。以後、毎年、野迫川中学生が訪問して、ホームスティ等を通じて異文化を肌で感じるとともに姉妹校の生徒に日本文化の紹介(和太鼓・剣道・そば打ち等)をしている。派遣回数は7回を数える。また、村民の訪問事業としては、村議会議員、和太鼓クラブ、一般村民が計5回訪問し、日本の文化紹介(和太鼓演奏・巻寿司作り・折り紙・書道・茶道・もちつき)をした。招聘事業としては、2000年5月にビソケ・タトリ市初等学校の生徒・職員が村を訪れ、村イベント「平維盛春の大祭」へ参加して民族舞踊の披露、もちまき、村内でのホームスティを経験するなど日本の文化を体験した。また、駐日スロヴァキア大使・大使館員が「平維盛春の大祭」に毎年参加し、料理やワインの紹介、手芸の体験コーナーを設けるなどして、村民と親しく交流している。こうした様々な交流が順調に進み、2003年9月にビソケ・タトリ市と野迫川村がスロヴァキア共和国と日本の自治体間では、初めてとなる姉妹都市提携を結んだ。翌2004年5月には、ビソケ・タトリ市長を団長とする訪問団が、来村し多くの村民と親しく交流し、今後更に活発な交流を進めていくことを約束した。

野迫川村の概要ビソケ・タトリ市の概要
人口 670人 約5,500人
面積 155.03km2 398km2
概況 野迫川村は、県の西南端、和歌山県との県境に位置する人口670人、面積155.03km2、面積の97%を森林が占める林業が主産業の村である。地勢は、全般に急峻で標高が高いため、冬季は多量の降雪があり、夏季は冷涼で避暑地として知られている。特産品は、清らかな水で養殖した「あまご」、「わさび」、天然木を使って栽培した「椎茸」、寒冷な気候を利用した「そうめん」などがある。 ビソケ・タトリ市は、スロヴァキア共和国の東部のタトラ国立公園内に位置する。人口約5,500人、面積は398km2あり、スロヴァキア共和国では一番面積の大きな市である。地勢は、標高2,500mを越える山々の麓にある市で、リゾート地として有名であり、高級ホテルから山小屋まで含め、約12,900人収容できる。冬季は、スキーなどウィンタースポーツ、夏季は登山やハイキングに訪れる人々で賑わう観光地である。

姉妹都市交流に係る周辺情報

提携年月日 2003年9月12日
姉妹都市提携の経緯 1997年に野迫川村のホームページに掲載していた郷土料理に、駐日大使夫人が興味を持ったことがきっかけとなり、村長が大使館を訪問、その後大使夫妻が野迫川村を訪問し、交流が始まった。姉妹都市提携先ビソケ・タトリ市は、大使夫人の出身地であり、姉妹校は母校である。そうしたことから中学生の相互訪問、スロヴァキアでの日本文化紹介等地域レベルでの交流を行い、2003年9月に姉妹都市提携を結んだ。
今後の展望、課題等 少子高齢化・過疎化に悩む山村過疎の村において、村民の明るい希望となるように、心のふれあいを大切にしたスロヴァキア語教室、料理教室等の地域レベルの交流を続け村の活性化を図りたい。
このページに関するお問い合せ先
交流支援部交流親善課
Tel :  03-5213-1723
Fax :  03-5213-1742
Email : shimai@clair.or.jp
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