姉妹交流活動の参考事例
姉妹自治体優良事例紹介
- 岡山県 浅口市
浅口市 - オーストラリア 南オーストラリア州
ティーツリーガリー市
交流事業の特色
- 1996年度、旧鴨方町で開始し、合併後の浅口市に引き継ぎ、現在まで13年間にわたって実施。
- 本市の中学生を派遣し、TTG市のモデブリー高校生の家庭でホームステイ。同じ年にTTG市で受け入れてもらったホストファミリー宅の子どもが来市し、派遣された中学生宅で5日間の受け入れ、相互交流を図る。
- 双方の訪問団の随行者もお互いのまちの家庭でホームステイをし、親睦を深める。
浅口市 http://www.city.asakuchi.okayama.jp/about_asakuchi/kokusaikoryu.html
ティーツリーガリー市 http://www.teatreegully.sa.gov.au/page?pg=1788&stypen=ht
歓迎レセプションでモデブリー高校生がダンスを披露
モデブリー高校生とバスツアー
交流事業の内容
抽選により決定した本市中学生15名が夏休み中に10日間の日程で、オーストラリアを訪問する。そのうち、5日間はTTG市の家庭でホームステイをし、交流をする。市は旅行代金の80%を補助する。
同年10月には、TTG市から日本語を学習している高校生を受け入れ、派遣された本市中学生宅に5日間のホームステイを受け入れる。お互いの家庭でホームステイをすることで、相互の理解をより深めることができる。
また、TTG市の高校生は、市内小中学校を訪問し、特に小学校では外国のお兄さん、お姉さんを迎えることが大きな楽しみとなっており、楽しく交流ができている。
浅口市の概要 | ティーツリーガリー市の概要 | |
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人口 | 約38,000人 | 約100,000人 |
面積 | 66.46km2 | 96km2 |
概況 | 岡山県南西部に位置し、南部は瀬戸内海に面し、北部は遙照山系の山々に囲まれ、自然の美しいまち。 国際交流を積極的に推進しており、教育においては各小中学校に外国人講師を配置し、国際理解を進めている。 | 南オーストラリア州の州都アデレード市から北東に約20㎞に位置している。アデレードとは新交通システムのオーバンバスで結ばれ、ショッピングセンターやコミュニティ施設も充実したまち。 また、環境問題に市民の関心が高く、リサイクル事業での先進的な取り組みが行われていたり、人工の湿地を地域と市役所が協働で造成したりするなど水源の保護にも積極的に取り組んでいる。 |
姉妹都市交流に係る周辺情報
提携年月日 | 2007年10月4日 |
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姉妹都市提携の経緯 | 1995年度に旧鴨方町から初めて公式訪問団を派遣し、その後、1997年に友好提携を締結。青少年の交流や公式訪問団の派遣、自治体協力交流研修員の受入、本市からは職員を3ヶ月間派遣し、語学研修等を行った。その後、2006年に平成の大合併により浅口市となった。2007年には、浅口市の誕生に伴う姉妹都市提携を締結。 |
交流事業の展望、課題等 | 13年間にわたって継続してきた事業であるが、その重要性、必要性は益々高まっていると認識している。国際化の波は、大都市から地方まで押し寄せている状況であり、広い視野を持って国際化社会で活躍できる人材を育成することは極めて大切なことであると考えている。 2006年の合併により、対象となる中学生はさらに増え、本事業の一層の普及、浸透に努めていきたい。 |
岡山市・富川市の市民協働を中心にした友好交流の推進
- 岡山県 岡山市
岡山市 - 大韓民国 富川市
富川市
交流事業の特色
- まつりへの相互派遣
岡山桃太郎まつり、富川市ボックサゴル芸術祭への参加のため、相互に訪問団を派遣・受入している。 - 富川市に関する紹介展等の開催
富川市紹介展、写真展、岡山市・富川市美術展などの開催 - 様々な分野での交流の実施
サッカーチームの交流試合、岡山市ジュニアオーケストラ富川市公演の実施など - 職員の相互派遣
3ヶ月以内の期間で、毎年1名の職員を相互に派遣・受入
http://www.city.okayama.okayama.jp/shimin/kokusai/city_information/buchon/buchon_inf.htm
岡山市民訪韓団の様子(富川市庁舎前にて)
富川市民岡山市祝祭訪問団パレード参加の様子(岡山桃太郎まつり)
交流事業の内容
(主な交流内容)
平成4年10月 | 富川市議会議員一行29名が岡山市議会を訪問 |
平成5年4月 | 富川市一行16名が岡山桃太郎まつりに参加 |
平成6年4月 | 第10回富川市ボックサゴル芸術祭に3名の岡山市議会議員が参加 |
平成7年4月 | 富川舞踊協会のメンバーなどが岡山桃太郎まつりに参加 |
平成8年7月 | 岡山市議会日韓議員連盟会長他、総勢9名が富川市を訪問 |
平成9年4月 | 富川市韓日親善協会会長他、総勢12名が岡山桃太郎まつりに参加 |
平成10年8月 | 岡山市議会日韓議員連盟会長他、総勢11名が富川市を訪問 |
(主な交流内容)
平成4年10月富川市議会議員一行29名が岡山市議会を訪問
平成5年4月富川市一行16名が岡山桃太郎まつりに参加
平成6年4月第10回富川市ボックサゴル芸術祭に3名の岡山市議会議員が参加
平成7年4月富川舞踊協会のメンバーなどが岡山桃太郎まつりに参加
平成8年7月岡山市議会日韓議員連盟会長他、総勢9名が富川市を訪問
平成9年4月富川市韓日親善協会会長他、総勢12名が岡山桃太郎まつりに参加
平成10年8月岡山市議会日韓議員連盟会長他、総勢11名が富川市を訪問
平成11年9月富川市議会韓日議員連盟と岡山市議会日韓議員連盟との姉妹締結
平成12年7月岡山市子供海外派遣事業で中学生14名・引率者2名を富川市へ派遣
平成12年11月職員相互派遣協定により職員1名ずつを相互に派遣
平成13年7月富川市紹介展を市内2ヶ所で開催
平成14年2月岡山市にて岡山市・富川市友好交流協定の調印
平成14年10月岡山韓国遠征団18名が富川市ジュニアチームと親善試合で訪韓
平成15年5月岡山市ジュニアオーケストラ富川市公演
平成16年7月岡山市子供国際サマーキャンプに富川市中・高生11名が参加 など
岡山市の概要 | 富川市の概要 | |
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人口 | 695,170人 | 839,928人(2003.10.31現在) |
面積 | 789.91km2 | 53.44km2 |
概況 | 近年は瀬戸大橋、岡山空港、山陽自動車道など広域高速交通網の整備が進み、また1996年に政令指定都市に準ずる権限を有する中核市に移行するなど、岡山市の拠点性は一段と高った。さらに2007年には建部町・瀬戸町との合併により、新「岡山市」が誕生、面積789.91km2、人口約70万人を擁する中四国地方有数の大都市として、発展を続けている。 | ソウル市と仁川(インチョン)市の間に位置し、仁川国際空港に近い富川市は、商工業の中心にした韓国の8大都市の一つである。かつては、「桃の里」として有名で、現在は文化、映画、アニメ等、知識・情報産業の育成を図っている。 |
姉妹都市交流に係る周辺情報
提携年月日 | 2002年2月26日 |
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姉妹都市提携の経緯 | 1992年富川市議会議員一行が岡山市議会を訪問したのをきっかけに交流が始まり、富川市・富川市議会の岡山桃太郎まつりへの参加や岡山市・岡山市議会の訪問、スポーツ、芸術など様々な事業を行い都市と都市、市民と市民の交流は更に深められ、2002年2月に岡山市・富川市友好交流締結がなされました。これ以降も、相互の交流の裾野は広がりを見せ、交流も活発に行われています。 |
今後の展望、課題等 | 市民協働による交流事業を今後も活発に行う予定です。 |
サンノゼ市との元交換留学生による社会貢献プロジェクト
- 岡山県 岡山市
岡山市 - アメリカ カリフォルニア州
サンノゼ市
交流事業の特色
- 岡山市は、アメリカ合衆国・サンノゼ市と1957年に全国で3番目となる姉妹都市縁組を締結。2007年、姉妹都市締結50周年を迎えた。
- 1958年から1991年までの33年間、両市から毎年相互に学生の派遣が行われ、129人の交換留学生が行き来をし、その後岡山からの留学生がSOSO会を結成し、両市の民間交流を先導。
- この制度は、岡山大学とサンノゼ州立大学との留学制度として現在も継続。
- 岡山市のDV対策充実など行政施策充実に大きく貢献。
- 交流活動をベースにバザーや展示会等を開催。そこでの収益をサンノゼ市や岡山市へ寄付。
パシフィック・ネイバーズ理事のグロリア・スターンさんを招いてのSOSO会議
岡山市役所幹部女性職員・市議の米国DV研修視察団
交流事業の内容
周年記念事業の実施
岡山市の街いきいき活動助成金で地域に暮らす外国籍市民と地元住民とでアジサイの植栽活動
日米女性ダイアローグの日本プログラムの実施
Sister City InternationalのIrvine会議方式で、岡山の高校生サミットを開催
姉妹都市3カ国交流会議の実施
アジア支援のための資金作りグループとしてアメリカに本部のある「Educate the Children」の日本支部を立ち上げ、曹源寺を拠点に地域のボランティアが定期的に活動。
看護学校生の看護現場の研修とボランティア体験旅行の企画と引率
DV施策模索のための岡山市役所女性幹部職員のアメリカ研修を実施
「Kimono Kiji」ブランドで着物の生地を利用した作品を通してDV被害者を支援する会を有志で設立。
ベット・ホーバー水彩画展を開催し、売上金の全額をサンラワー基金に寄付
サンノゼにある日系コミュニティの要望で犬島の石をサンノゼ市のジャパンタウンに寄贈。
上記のほか、日常的にはボランティアの日本語指導、通訳、日本の文化紹介などの活動を継続して行っている。
岡山市の概要 | サンノゼ市の概要 | |
---|---|---|
人口 | 695,170人 | 953,679人 |
面積 | 789.91km2 | 461.5km2 |
概況 | 近年は瀬戸大橋、岡山空港、山陽自動車道など広域高速交通網の整備が進み、また1996年に政令指定都市に準ずる権限を有する中核市に移行するなど、岡山市の拠点性は一段と高った。さらに2007年には建部町・瀬戸町との合併により、新「岡山市」が誕生、面積789.91km2、人口約70万人を擁する中四国地方有数の大都市として、発展を続けている。 | サンノゼ市は豊かな歴史があり、年月を重ねるにつれその姿を変えてきた。かつては農村地帯であったサンノゼは、アンズやクルミ、サクランボ、プラム果樹園の点在する、田園丘陵と広大な渓谷の都市であった。当時サンノゼは、「世界のスモモの中心地」として知られていたが、数10年の後、サンノゼ市はシリコンバレーの中心地としての地位を築き上げ、先端技術の中心として世界でその名を知られてる。 |
姉妹都市交流に係る周辺情報
提携年月日 | 1957年5月26日 |
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姉妹都市提携の経緯 | 1956年、アメリカ国務省文化事業部の出先機関である広島アメリカ文化センターのアボル・フツイ館長が来岡し、アメリカのサンノゼ市との都市縁組について意向の打診があった。その後、資料交換等の交流を経て、1957年、サンノゼ市のロバート・ドア市長から寺田岡山市長に正式な姉妹都市提携の申し入れがあり、市議会等に諮った後同年5月に両市で都市提携式典を挙行し、姉妹都市縁組が成立した。 |
今後の展望、課題等 | 今後は、SOSO会としてこれまでのサンノゼ市との交流の足跡をまとめた写真集をDVDにまとめるほか、日系まつりへの参加とその収益の寄付活動、サンノゼにある民間交流団体であるパシフィック・ネイバーズやホストファミリーとの交流を続け、日本文化の紹介や次代を担う子どもたちの国際理解、多文化共生社会実現などに努める。 |