姉妹交流活動の参考事例
姉妹自治体優良事例紹介
①友好都市ビジネスチャンス創出事業
②大分市武漢友好都市市民交流拠点業務委託事業
- 大分県
大分市 - 中華人民共和国 湖北省
武漢市
交流事業の特色
①友好都市ビジネスチャンス創出事業
- 友好都市提携を基礎とした市民国際交流と産業振興の連携性
- 従来型の補助金、融資を主体とした振興策から、中小企業家の熱意と創意工夫を基調とした地場企業振興策
②大分市武漢友好都市市民交流拠点業務委託事業
- 委託先の武漢市国際交流サービスセンターは、武漢市の行政企業法人で、市外事弁公室を中心に市職員が出向しているため、出入国、国際経済産業、観光、文化、芸術、教育行政に関するプロ集団の能力、情報を活用することができる。
- 市民団体、企業等の交流取扱い件数、武漢市からの訪日観光客、修学旅行生人数などの目標値を設定し、出来高払いによる委託契約を実施。
- 年間維持管理費、旅費、滞在費を含め、最小経費(大分市職員を駐在させた場合の1/3以下)での実施を実現。
交流事業の内容
①26年間に及ぶ武漢市との友好交流で培われた市民レベルの相互理解と信頼関係を基盤に、グローバル時代における地場企業の新たな活性化策として実施するもの。それぞれの国情や産業振興戦略に基づき、両市の行政が利益を共有するパートナー企業(合弁企業を含む)のマッチングを行うもので、すでに収益増と雇用増の事業効果をあげている。
②武漢市内に武漢市国際交流サービスセンター大分市情報発信・交流連絡部を設置し、交流業務を委託する。契約は市民団体、企業等の交流取扱い件数、武漢市からの訪日観光客、修学旅行生人数などの目標値を設定し、出来高払いとする。
大分市の概要 | 武漢市の概要 | |
---|---|---|
人口 | 464,964人 | 858万人 |
面積 | 501.13km² | 8,494.41km² |
概況 | 大分市は、人口46万人の中核都市で、大分県のほぼ中央に位置する。古代から現代まで1300年にわたって県都を担い、街のあちこちに様々な歴史のページが刻まれている。温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、「心かよい、緑あふれる躍動都市」をめざしている。商店街をはじめリニューアルされた町並みには活気が溢れ、おおいたの人の魅力が感じられる。 | 武漢市は湖北省の省都であり、中国中部地域における経済、金融、貿易、教育、情報通信の中心都市でもある。世界三大河川のひとつである「長江」とその最大の支流「漢水」が武漢の市街地で交わっている。河川で区切られた地域に漢口、漢陽、武昌の市街地が広がっており、武漢市は武漢三鎮とも呼ばれている。 |
姉妹都市交流に係る周辺情報
提携年月日 | 1979年9月7日 |
---|---|
姉妹都市提携の経緯 | 武漢鉄鋼コンビナートの近代化プロジェクトに、世界最新鋭の新日鐵(株)大分製鉄所が主体となってあたったことから、200名を超える技術者が相互に長期間滞在するなど、市民間の往来が頻繁であった。このようなことから、大分市より友好都市締結の申し入れを行った。 |
交流事業の展望、課題等 | ①当該事業を通じ、参加企業にあっては、ソフト、ハード両面でのノウハウの蓄積が図られており、今後の動向によっては、国内外の多国籍企業との協力関係や市場エリアの拡大など、多国間ビジネスに道を開く可能性を持っている ②事業の必要性に応じて大分市職員を随時派遣。商工ビジネスチャンス、観光PR、農業交流、フィルムコミッションなどの各担当者が、必要に応じて武漢に滞在し、武漢側スタッフと業務に従事する。 |