姉妹交流活動の参考事例
姉妹自治体優良事例紹介
山西省緑化協力事業及び中国への留学生派遣事業
- 埼玉県
特定非営利活動法人 埼玉県日本中国友好協会 - 中華人民共和国 山西省
山西省対外友好協会
交流事業の特色
埼玉県の友好州省である山西省の対外友好協会と協力し、同省太原市尖草坪区に、植林面積200㌶の「埼玉県の森」を建設する植樹事業。黄土高原の砂漠化を阻止する緑化植樹事業を通じ、友好県省間の交流と相互理解に貢献している。また、中国の言葉を理解し、中国事情に精通する有能な人材を育成するため、昭和59年以来、山西大学、北京外国語大学など6大学に留学生を派遣しており、平成17年度までに1,208人を派遣した。全国の各都道府県日中友好協会の中で、このような長期に渡り留学生派遣事業を行っているのは他に例が無く、1,208人という実績は日本一である。留学経験者の中には、その後、中国に特化した旅行会社に勤務し、山西省へ添乗員として活躍したり、市町村の日中友好協会の事務局長を務めたりと、両県省の交流に寄与している者もいる。
交流事業の内容
緑化協力事業については、埼玉県の友好省である山西省の対外友好協会と協力し、日中緑化交流基金を利用して、黄土高原の緑化のために、山西省太原市で植樹ボランティアを平成16年から行っている。
埼玉県日本中国友好協会の呼びかけにより、県内各支部とボランティアが多数参加し、現地での植樹に参加している。
留学生派遣事業については、毎年6月頃中国留学生募集に係る説明会を開催して募集し、翌年春に留学生を決定して各大学へ派遣している。募集に当たり、埼玉県が広報の協力をしている。
埼玉県の概要 | 山西省の概要 | |
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人口 | 7,042,044人 | 3,300万人 |
面積 | 3,797.30km² | 156,266km² |
概況 | 埼玉県は関東平野の内部に位置する内陸県で、東西に約103km南北に約52km、面積はおよそ3,800km2です。この広さは国土の約100分の1に当たり、全国で39番目の大きさとなっています。東経138度42分~139度54分、北緯35度45分~36度17分に位置しています。山地面積がおよそ3分の1で、残りの3分の2を平地が占めています。四季の変化が明らかな埼玉県は、冬に乾燥した『カラッ風』といわれる北西季節風の吹く日が多く、夏は南東の季節風が支配的となり、多雨期を伴う厳しい蒸し暑さが特徴です。 また、快晴日数が全国で一番多い県となっています。 埼玉の人口は、平成14年8月に700万人を超え、全国で5番目に人口の多い県となった。また、県民の平均年齢が若く40.8歳(男39.9歳、女41.7歳)となっています。 |
山西省は黄河中流の黄土高原に位置する内陸省。西は晋陝峡谷を流れる黄河を境に陝西省、南は一部に東へ流れる黄河を挟んで河南省に接する。また、北は万里の長城を挟んで内モンゴル自治区、東は一部に太行山脈を挟んで河北省と接する。なお、太行山の西方にあることが「山西」の名前の由来である。石炭、鉄鉱石、アルミニウムなどの地下資源に恵まれ、これを利用した工鉱業も盛んであり、「石炭と鉄の里」としても広く知られている。主要な農産物は小麦、とうもろこし、高粱などである。 また中国三大石窟の一つである雲崗石窟や、中国四大仏教名山の一つである五台山など豊富な歴史・文化遺産でも有名。 |
姉妹都市交流に係る周辺情報
提携年月日 | 1982年10月27日 |
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姉妹都市提携の経緯 | 昭和53年11月、第2回日中友好埼玉県青年の翼訪中団が山西省の省都太原市を友好訪問した。昭和54年5月、中日友好の船が訪日した際、第25班(山西省班)が埼玉県を訪問した。昭和54年9月、埼玉県日中友好協会会長が訪中した際、山西省の革命委員会幹部から友好関係締結についての申し出があった。昭和56年4月、知事を団長とする埼玉・山西友好訪中団が山西省を訪問し、友好関係締結について双方が合意した。昭和57年7月、事前協議のため、埼玉県副知事を団長とする埼玉・山西友好訪中団が山西省を訪問した。昭和57年10月、9月定例県議会で、山西省との友好締結について同意を得た。昭和57年10月、山西省長一行6名が来県し、27日に「日本国埼玉県・中華人民共和国山西省友好県省締結に関する協定書」に調印した。 |
今後の展望、課題等 | 緑化協力事業については、平成16年より日中緑化交流基金を利用して、3年計画で植樹を進めてきたが、今後も植樹事業を継続していく。留学生派遣事業についても、今後とも事業を継続していく。 |
メキシコ州トルーカ市との、サッカーを通じた交流
- 埼玉県 さいたま市
財団法人さいたま市国際交流協会 - メキシコ
トルーカ
交流事業の特色
- サッカー少年団の相互派遣を昭和56年から実施。
- サッカーだけでなく、文化・教育施設の視察やホームステイにより家庭生活を経験することで、グローバルな視野を持って行動できる人材の育成を図っている。
http://www.saga-saitama.or.jp/
トルーカ市サッカーチームと記念撮影
トルーカ市の子どもとプレゼント交換
交流事業の内容
昭和56年からサッカー少年団の相互派遣を実施している。スポーツ交流を通じて友好親善を深め、文化・教育施設の視察やホームステイにより家庭生活を経験することで、グローバルな視野を持って行動できる人材の育成を図っている。
さいたま市は市内に2つのJリーグチーム(浦和レッズ、大宮アルディージャ)とLリーグチーム(浦和レッズレディース)を持つサッカーのまちであり、サッカー少年団の相互派遣事業は、市内スポーツの振興を図る意味でも有用である。
平成14年からは、県主催の国際ジュニアサッカー大会に参加する形でサッカー少年団を受け入れている。また、平成21年度には、姉妹都市提携30周年として市民訪問団をトルーカ市に派遣し、現地で開催された記念式典に参加するなど、交流の絆を深めた。さらに、さいたま市内で提携30周年記念展を開催し、交流の歴史がわかる古い記録写真や、これまでにトルーカ市から贈呈された記念品などを展示した。
さいたま市の概要 | トルーカ市の概要 | |
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人口 | 約123万人 | 約83万人 |
面積 | 217.49km² | 420.14km² |
概況 | さいたま市は、埼玉県の南東部に位置する県庁所在地である。古くは中山道の宿場町として発達してきた歴史を持ち、現在は東北・上越など新幹線5路線を始め、JR各線や私鉄線が結節する東日本の交通の要衝となっている。平成13年5月1日の旧浦和・大宮・与野の3市合併により、平成15年4月1日に全国で13番目の政令指定都市として発足。平成17年4月には岩槻市と合併し、関東圏域を牽引する中枢都市としてさらなる発展を目指している。 | トルーカ市は、メキシコ合衆国メキシコ州の州都である。面積は約420平方キロ、標高は約2600メートル。メキシコでも最高高度に位置する都市である。メキシコ中央高原の美しい自然、植民地時代の伝統などの文化、先進工業地帯としての高い技術力など、多彩な表情を持つ都市である。 |
姉妹都市交流に係る周辺情報
提携年月日 | 1979年10月2日 |
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姉妹都市提携の経緯 | 埼玉県とメキシコ州との姉妹提携を機に、県州庁所在都市とも同時提携をしたいというメキシコ側の要望を受け実現した。 |
今後の展望、課題等 | 地域国際化協会(財)さいたま市国際交流協会と連携し、市民レベルやNGOを中心とした姉妹都市交流を進める。 |
姉妹都市インバーカーギル市との交流の促進
- 埼玉県 熊谷市
熊谷市国際交流協会 - ニュージーランド サウスランド
インバーカーギル市
交流事業の特色
- 姉妹都市提携後、派遣事業として中高生ホームステイ派遣事業を継続実施している。
- 行政レベル、市民レベルの両面で派遣、受入とも交流事業が継続している。
インバカーギル市長表敬訪問
アロハ・マラエ訪問
交流事業の内容
- 中高生ホームステイ派遣事業
若者の国際理解を促進し、真の国際人の資質を持つ人材の育成を図るために交流事業の中心として位置づけている。姉妹都市提携をした1993年から毎年継続して実施しており、2008年度で15回目を迎える。派遣生徒数は、延べ422人を数える。 - 市民親善訪問団の派遣・受入事業
市民レベルでの交流も活発で、公式行事の際に派遣される訪問団を別にして、2007年度までに5回の親善訪問団の派遣・受入を行った。参加人員は、派遣が延べ133人、受入が延べ40人を数える。 - 市内県立高校の姉妹校交流事業の支援事業
市内にある県立高校3校と立正大学が姉妹校、友好校として交流を続けている。これらの交流に対して、必要な支援を行っている。 - その他民間交流の主に受入支援事業
両市の交流は、マラソン大会への参加や、バレー団の相互交流などスポーツ、文化分野でも活発に行われている。これらの活動の参加者受入に際して、ホームステイ先の斡旋など必要な支援を行っている。
熊谷市の概要 | インバーカーギル市の概要 | |
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人口 | 207,012人 | 49,833人 |
面積 | 159.88km² | 491.42km² |
概況 | 関東平野の中で、荒川と利根川の大きな2つの河川流域にひらけた肥沃な大地と豊かな水の恵みを受けて古くから宿場町として発展して きた。 2005年に1市2町合併を、2007年に1市1町の合併を経て現在の熊谷市が誕生したが、農業、商業、工業の3つの分野がバランス良く発展し、市の産業は常に県内トップクラスにランクされた県北初の20万都市となった。 |
ニュージーランド南島の最南端に位置するサウスランド地方の中心都市である。 地形は、概ね平坦であり、芝生や牧場は1年中緑に覆われている。 産業は、酪農(羊、鹿)、漁場、アルミニウム精錬などが中心で、鉄道、主要道路が通り、港及び空港がある。 また、市の中心には80haにおよぶクィーンズ公園があり、姉妹都市提携を記念して日本庭園も整備されている。 |
姉妹都市交流に係る周辺情報
提携年月日 | 1993年4月20日 |
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姉妹都市提携の経緯 | 1988年10月に外務省およびニュージーランド大使館から姉妹都市に関する照会を受け、同年11月インバーカーギル市からの使節団受入、1989年に熊谷市からの視察を経た後、1990年から1992年の間に民間レベル、行政レベルの交流を続けた。熊谷市がラグ ビータウンに力を入れていたことや地元企業の交流活動等があったこともあり提携への機運が高まった。1993年の協会設立を機に具体的な交流内容の検討を行い、1993年2月9日にインバーカーギル市で、同年4月20日に熊谷市で姉妹提携調印を行った。 |
今後の展望、課題等 | 交流事業の中心として位置付けているホームステイ派遣事業も2008年度で延べ422人の生徒が参加することとなる。この参加者の同窓会を組織し、若者の体験を国際理解の促進に活かせるような事業に取り組むため検討を進めている。 今後もピーアール活動をさらに進め、市内外に国際交流事業が広く浸透するよう活動を継続し、国際理解の促進を目指していく。 |
タイ王国・ヤソトン市との手作りロケットを通じた交流
- 埼玉県
秩父市 - タイ ヤソトン県
ヤソトン
交流事業の特色
地域の特色である、龍勢祭り(手作りロケットを打ち上げる祭り)と同様の祭りを行っているタイ王国ヤトソン市との交流が契機となり、姉妹締結にいたっており、国際交流が町おこしにも寄与している。
http://www.city.chichibu.saitama.jp/
交流事業の内容
旧吉田町(現秩父市)とタイ王国のヤソトン市は、共通の伝統である手作りロケットを打ち上げるまつりを通じて交流を積み重ね、交流団の相互派遣等を行い、平成11年に姉妹締結に至った。交流は、旧吉田町が旧秩父市・旧大滝村・旧荒川村と合併し現秩父市となった後も継続している。
両自治体間で、祭りを視察するため、市民訪問団の相互派遣を実施。手作りロケットの作成や、祭りの運営についてのノウハウを相互に学習。行政機関に加え、市民団体も共に主体となって交流を進めている。
毎年5月にヤソトン市で開催される、ヤソトンロケットフェスティバルに秩父市民が参加、毎年10月に秩父市で開催される龍勢祭にはヤソトン県知事、ヤソトン市長等の要人の他、ヤソトン市民が参加するなど、双方の地で交流が深められている。
(参考)
秩父市民等のヤソトン市訪問
10人(平成15年度)、17人(平成16年度)、15人(平成17年度)
ヤソトン市民等の秩父市訪問
20人(平成15年度)、20人(平成16年度)、12人(平成17年度)
秩父市の概要 | ヤソトンの概要 | |
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人口 | 71,938人 | 22,300人 |
面積 | 577.69km² | 4,161.7km² |
概況 | 秩父市は、埼玉県の西部にあり、市のほとんどは国立公園や県立公園の区域に指定された自然環境に恵まれた地域で、奈良時代に、時の朝廷に地元で産出された和銅が献上されたと伝えられている。大正期から昭和期には、セメント産業が勃興し、江戸期から栄えた養蚕と織物業とともに大いに発展した。近年では、地場産業も電気機械、精密機械産業へと変わりつつある。平成17年4月に、旧秩父市・旧吉田町・旧大滝村・旧荒川村が合併し、現秩父市となっている。 | ヤソトン県はタイ王国東北部に位置し、県北部はいくつかの丘を含む平地で、県南部はメコン川の支流チー川が流れる低地で池や沼が数多く点在している。年間の平均気温は28度で、気候は乾季(12月~4月)と雨季(5月~11月)に分かれている。主要な産業は、農業、養蚕、織物。雨季の始まる、毎年5月第2週の週末に開催されるロケット祭りは、雨乞いの儀式の祭りで、1日目はロケットを山車に乗せたパレード、2日目はロケットを打ち上げるタイ王国でも有数の祭りとして知られる。 |
姉妹都市交流に係る周辺情報
提携年月日 | 1999年5月8日 |
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姉妹都市提携の経緯 | 両市町に共通の伝統である龍勢(手作りのロケット噴進式煙火)まつりを通じて交流を積み重ね、交流団の相互派遣等を行い、姉妹締結に至った。 |
今後の展望、課題等 | ヤソトン市と姉妹締結を結んでいた旧吉田町が、平成17年4月をもって(旧)秩父市と合併し、(現)秩父市となったが、ヤソトン市と秩父市の交流として継続している。 |
姉妹都市交流事業
- 埼玉県 越谷市
越谷市国際交流協会 - オーストラリア ニューサウスウェールズ州
キャンベルタウン市
交流事業の特色
- 次代を担う青少年の人材育成を目的として、姉妹都市への青少年・中学生使節団派遣事業に最も力を入れている。
- 学生のみならず、一般市民の相互交流も行われており、幅広い市民が交流を行っている。
- 20年以上の継続的な交流が行われている。
- ホストファミリーは全てボランティア(無償)で行っている。
越谷市:http://www2.city.koshigaya.saitama.jp/town/kokusaika/index.html
キャンベルタウン市:http://www.campbelltown.nsw.gov.au/default.asp?iNavCatID=144&iSubCatID=177
2006年キャンベルタウン市使節団学校訪問
2007年越谷市中学生使節団学校訪問
交流事業の内容
現在までに、両市はさまざまな交流を行っている。越谷市側では、1986年(昭和61年)より毎年夏休みに青少年使節団(15名)をキャンベルタウン市に派遣しており、さらに、1991年(平成3年)からは中学2年生を対象にした使節団(15名)を春休みに派遣している。また、市民もスポーツや文化面における交流を積極的に行っている。
キャンベルタウン市側からも同じように毎年青少年使節団やミス・キャンベルタウン等が越谷市を訪れ、市民との交流を深めている。
姉妹都市交流節目の折には記念式典を実施しており、近年では、2000年4月10日に、越谷市にて、オーストラリア大使館及びキャンベルタウン市関係者の出席を得て、姉妹都市提携15周年記念式典を開催し、2003年11月6日には、キャンベルタウン市にて、2004年5月20日には、越谷市にて、オーストラリア大使館及びキャンベルタウン市関係者の出席を得て、姉妹都市提携20周年記念式典を実施した。
日豪交流年の年には、越谷市国際交流協会会員他市民100名以上がキャンベルタウン市を訪問し、2006年10月12日に、キャンベルタウン市アートギャラリーにて越谷祭りを開催した。このように、両市の間では他の自治体では例を見ないほど特色のある様々な交流が活発に展開されており2007年春の中学生使節団派遣事業で両市の交流数が1,481人にも及んでいる。
姉妹都市交流に係る周辺情報
提携年月日 | 1984年4月11日 |
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姉妹都市提携の経緯 | 越谷市はかねてより地球の反対側に位置する都市、つまり南半球で同じ位置にある都市との交流を考えていたが、1981年、オーストラリアの都市との交流を進めたい旨、オーストラリアの政府機関である豪日交流基金に申し入れた。翌1982年4月、同基金主催のシンポジウムにおいて、同基金より姉妹都市の候補として出席していたキャンベルタウン市を紹介された。そして、会議に出席していたキャンベルタウン市の元市長が越谷を親善訪問、越谷市と交流を進めたい旨表明した。両市は地理的条件や市の特色が似かよっており、またお互いの市長などが相互に相手都市を訪問し友好が深まり、姉妹都市を締結するに至った。 |
今後の展望、課題等 | 今後も両市民が協力し合い、青少年使節団や中学生使節団の相互交流をはじめとして、文化・教育・スポーツなどの幅広い分野で活発な交流を行い、また両市において、さらに多くの市民が姉妹都市交流事業に参加することによって、市民による草の根での交流がますます発展するように行っていく。 |
両都市の友好親善並びに教育文化の交流を推進
- 埼玉県 蕨市
蕨・エルドラド姉妹都市協力会 - アメリカ合衆国 カリフォルニア州
エルドラド郡
交流事業の特色
- 姉妹都市締結後、最初の数年は行政主導なるもその後は、「草の根国際交流」という志を同じくする会員主導・中心の活発な交流事業体となっている。
- 蕨市とエルドラド郡市民との友好親善を図ることが基盤となっているが、広い世界にも目を向けようと、最近では活動の範囲は二国間のみならず他国にも及んでいる。
- 若い会員の育成に力を注ぎ、昨年はエルドラドでの青少年の国際キャンプ開催にこぎつけた。
姉妹都市締結30周年記念式典
2007年国際青少年キャンプinエルドラド「さよならパーティー」
交流事業の内容
○核となるエルドラド郡との32年に渡る交流では、市民による定期的相互訪問
(団体/個人)を中心に、人的、文化的交流が活発に行なわれている。
二世代に渡って家族的な繋がりを深めている会員も多い。
○1999年よりフランス(リール市・アラス市)との相互訪問も行なわれている。
○毎夏、フランスと韓国(テグ大学)の学生受入れ
○年一回会報発行
○その他必要に応じて、時宜を得て以下の事柄をおこなってきている。
- 日米教師の交換(1978年~1982年)
- 英会話講座
- 国際交流に関する講演会
- 蕨市在住の外国人と話し合う会
- 食文化国際交流(料理教室) インド/韓国/中国/フランス/タイ/メキシコ など
- 日本語教室
蕨市の概要 | エルドラド郡 | |
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人口 | 約71,122人 | 178,689人 |
面積 | 5.10km² | 4,512.5km² |
概況 | 東京都心から約20km、埼玉県の南部に位置し、地形はほとんどが海抜3~6m前後の平坦地である。市制施行は1959年。5.1km²の市域に約7万人が生活し、人口密度の高さ、市域面積の狭さはともに全国第1位となっている。 | エルドラド郡は、サンフランシスコの北東170km、カリフォルニア州の中央部に位置し東部はネバダ州に接している。面積は、4512.5km²で2市23コミュニティがある。郡都プラザビル市は、人口約18万人、海抜600mでシェラネバダ山脈の麓に静かに横たわっている町である。この地は、今から約125年前に金鉱が発見され、ゴールドラッシュで急速に開けた。しかし、今日はもはやその面影をとどめてはおらず、わずかに2、3の遺跡が残っているばかりである。現在は、林業の発展に力を入れているほか、東部タホ湖は観光地として夏季には多くの観光客が訪れている。 |
姉妹都市交流に係る周辺情報
提携年月日 | 1975年3月26日 |
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姉妹都市提携の経緯 | 1974年当時アメリカは、建団200年祭を記念して国際社会に目を向け友好を図ろうという気運が盛り上がっており、エルドラド郡議会も蕨市に姉妹都市締結の申し入れをすることを議決した。折から財団法人ラボ国際センターとアメリカ4Hクラブの交流によりエルドラドから来蕨していた、マーナ・ハンセス夫人により、1974年7月31日その議決書が届けられる。それにより、市議会議員を始めとする市民各層の意向を打診したところ、いずれも賛意を得られたので、姉妹都市提携の申入れを受諾した。 |
今後の展望、課題等 | 若者をいかに活動に引き入れるかが最大の課題なので、エルドラド側はもとより、市内の学校および蕨市とも連携を図り、市の事業である若者中心の国際青少年キャンプが軌道に乗るように働きかける。そしてその参加者達を次世代の会員として育てたい。 蕨市、埼玉県在住の外国人との共生の社会を築くため、折に触れて、隣人としての現実的な関わり方を考えていきたい。 |