CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会

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自治体間交流

姉妹(友好)提携情報

日本との姉妹交流を希望する海外の自治体:中近東

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01.アフガニスタン 02.アラブ首長国連邦 03.イエメン
04.イスラエル 05.イラク 06.イラン
07.オマーン 08.カタール 09.クウェート
10.サウジアラビア 11.シリア 12.トルコ
13.バーレーン 14.ヨルダン 15.レバノン
16.パレスチナ

国旗 トルコ

メリクガジ地区
概況

人口:589,852/面積:620km2

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カイセリ県は、トルコの歴史においてその多くの文明の起源となっており、アナトリア半島で最も古くから人々が住んでいた集落の一つです。また、紀元前時代に起源をもつキュルテペという集落地域は、アッシリア時代、ヒッタイト時代、フリュギア時代、ローマ時代の終わりまで存在していました。また、これらの文明の遺跡を展示している野外博物館があります。カイセリ県は、この重要な地域に近く、これら全ての文明と深い関係があります。カイセリ県は、1067年にセルジューク朝の司令官アフシンにより、トルコの支配下に入りました。セルジューク朝からエレトナ候国、ドゥルカディル侯国、カディ・ブルハネッディン侯国、カラマノグラリ朝、オスマン帝国の時代を通じて存在していました。カイセリ県は各時代、特にセルジューク朝において、トルコの重要な文化の拠点となっていました。

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カイセリ県は、セルジューク朝を通して、大学や科学研究を有する科学及び社会的複雑性を象徴する都市として存在し続けています。美しい自然と伝統料理があり、トルコにおいて見る価値がある観光地の一つです。また、冬の観光でも有名です。3916mの高さがある素晴らしいエルジェス山は、スキーツーリズムに人気スポットの一つです。エルジェス山は、スキーツーリズム以外に、美しい自然と共に星空観察やキャンプもできます。
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カイセリ県には、15世紀に造られたグランドバザール及び800年のフナトゥモスクがあります。また、そこにはローマ時代の242年に造られたお城や博物館、遺跡、渓谷があり、中央アナトリアの歴史の代表的な観光地となっています。
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ミマール・スィナンはオスマン帝国の建築家で、その壮大な建築作品は世界中から知られ、賞賛を受けています。ミマール・スィナンはメリクガジ地区のアウルナス地区に生まれました。彼が生まれた家は博物館として保存されています。同じ場所にあるアウルナスの地下都市は毎年、数千人の観光客が訪れます。

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カイセリ県の人口は140万人近くで、16地区が存しています。メリクガジ地区に約60万人が暮らしており、この地区はエルジェス山を見渡す渓谷の620 km²の地域に位置しています。北にはコカシナン地区があり、西にはインジェス、南にはハジュラルとデヴェリ、南東にはタラス、東にはビュンヤン地区があります。メリクガジ地区には、大陸性気候を経験できる58のエリアがあります。

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メリクガジ地区はカイセリ県の中心地区の一つであり、農業と商業の都市として知られています。ビーフパストラミとソーセージの生産を行っており、世界中に輸出しています。メリクカジ地区で生産されたものには認証表示が付いています。この特産品はカイセリ県経済を活性化し、雇用機会を大きく増やすきっかけとなりました。また、家具の生産も盛んに行われています。

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メリクガジ地区では建設計画や広い道路、様々な交通機関などを通して、最先端の都市計画地区として存在しています。メリクガジ地区は、ハイレベルな日常生活における行政サービスが提供されており、住民たちは地区の様々な施設を利用しています。住民たちがより緑豊かな場所に住めるよう、約4,000,000 m²に広がる公園や緑地があり、成木も一年中植えられています。また、メリクガジ地区は、環境や自然の重要性を強調する「気候エネルギー首長誓約」に著名し、気候変動の対策に取り組むとともに、国レベルで廃棄物ゼロの研究を進めています。

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メリクガジ地区が綺麗な住みやすい街になるため、廃棄物を処理する施設では、リサイクルなど多くの取り組みを行っています。再生可能エネルギーの機会を増やすことを目的に、特別な研究を実施しています。現在、7か所で設立されている太陽光発電所で18,000,000 kWhの電気を発電してきました。また、8,000,000 kgの二酸化炭素排出量を抑えることができました。
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メリクガジ地区は科学、芸術、及びスポーツを重視しており、かつ積極的にこれらの分野に投資しています。若者が街中に設置されている化学ワークステーション「マインドキューブ」で遊ぶことにより科学的思考が育まれ、将来的に我が国の科学指向の研究に貢献できる人材の増加にも繋がっています。
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メリクカジ地区は子供向けの水泳レッスンはもちろん、大人を対象にしたレッスンや内容が用意されています。住民がスポーツを親しめる生活が送れるよう、多くの公共施設ではスポーツのイベントなどが行われています。若者をスポーツの道に導くために設立されたメリクカジスポーツクラブでは、数多くのメダルや賞獲得者を生み出す成功を挙げています。
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上記の分野に加え、文化保護活動や、住民がその文化に触れる演劇や野外コンサートなどといったアクティビティを設けています。
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社会基盤を守るため、メリクカジ地区ではマイノリティーサポート(社会的少数派の支援)の充実化を目指しており、低収入世帯への支援や、障害者や老人を対象とした支援活動及び職業訓練の提供を行っています。

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メリクカジ地区が重きを置いている課題の一つはアーバン・トランスフォーメーション(インフラ整備)です。リスク分析が頻繁に行われ、リスクの高いエリアから早急に整備が始められています。メリクカジ地区では、年間約3000軒の住宅が建設されています。

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市民へ現代のニーズにあった高質なサービス提供ができるよう、メリクカジでは様々なテクノロジーを導入し、活用しています。自治体の運営はもちろん、「スマート・デジタル・アーカイブ・プログラム」、「健康栄養管理アプリケーション」、「Eライブラリ―アプリケーション」、「リサイクル施設の自動化」のほか、テクノロジーを用いたプロジェクトの研究が盛んに行われ続けています。

この地域に住む住民を市の運営に積極的に参加できるように様々な努力をしているメリクカジでは、市民一人一人のアイディア、意見や要望を重視しています。例年、市民から約10万件の問い合わせを受け付けており、個別に速やかにかつ、丁寧に対応を心掛けています。
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メリクカジは、広い分野で優れた取り組みや経験を有しており、この知識と経験を他の機関に共有し、さらなる知識の取得に貢献しています。そのため、姉妹都市提携や情報発信などを重要視しています。メリクカジは、今まで積んできた経験を高質な社会に結び付けるよう常に取り組みを進めています。また、欧州連合の財源及び他の資金提供機会から利益を得ています。

メリクカジ地区の管理および人事構造は社会と繋がっており、「お手本となる自治体」であり続けています。24時間年中無休で親切なサービスを提供しています。今後も、新しい良い事業を導入していくことで社会にとって効果的な取り組みをし続けていくことでしょう。

HP https://www.melikgazi.bel.tr/en (英語)
提携希望先     日本
希望交流内容

気候変動対策、文化、社会的少数派、技術の分野の交流を希望

PR

https://www.melikgazi.bel.tr/all-news(最新情報、英語)
https://www.melikgazi.bel.tr/projects/all-projects(事業概要、英語)

(掲載年月 2023/4)

メジトリ市
概況

人口:164,429人(2014年調査)/面積:416,52km²

メジトリ市は、トルコ南部の地中海地方に位置し、メルスィン県にある大都市である。豊かな文化と自然を持ち、農業と手工業が主要産業である。観光客は、エコツーリズム、サイクリング、トレッキング、山の幸、海の幸が楽しめる。
かんきつ類を含む農作物の生産が特に盛んで、自動車工業、家具業界、建築業界も成長を見せている。
メジトリ市には、古代ギリシア時代に建築されたキリキアの港湾都市の遺跡が残っている。

トロス山脈の裏にあるミカンとグレープフルーツの果樹園
【トロス山脈の裏にあるミカンとグレープフルーツの果樹園】

キリキアの港湾都市の遺跡「ソロイ」
【キリキアの港湾都市の遺跡「ソロイ」】
HP http://www.mezitli.bel.tr/ (トルコ語のみ)
提携希望先 -
希望交流内容 文化、農業、観光、歴史

(掲載年月 2015/5)

ゲムリック市
概況

人口:105,750人(2011年調査)/面積:413.5km²

ゲムリック市は、トルコ共和国イスタンブールから約211km、ブルサからは約30kmのマルマラ海沿岸に位置し、ブルサ県大ブルサ市に属している沿岸都市。大ブルサ市と日本の親交は深く、2007年には大ブルサ市ニルフェル市と、愛知県東海市の間で姉妹都市提携が結ばれた。
ゲムリック市は、イスタンブール、ブルサ、イズミットのような大都市の交差地点に位置し、港、豊潤な農業地、拡大中の産業地、そして増加する雇用ポテンシャル等、経済発展中の町の一つである。
また、地震層における第一危険地帯に位置しているため、同じく地震問題を抱え、対策を図っている日本の都市との姉妹提携を希望している。
ゲムリック市経済の基盤は農業である。中でも重要なのは、オリーブの生産である。オリーブ油・オリーブ石鹸などの加工産業も盛んで、トルコで4番目に大きい産業施設もある。
また、観光業の面からいえば、マルマラ地方の重要なリゾート地の一つとして特色づけられ、夏期は通常の約2倍の人口(約20万人)となる。
HP http://www.gemlik.bel.tr/ (トルコ語のみ)
提携希望先 地震災害対策を取っている市
希望交流内容 地震に対する防災対策、建築及び都市計画分野に関する規制等

(掲載年月 2012/8)

ボール市
概況

人口:59,873 / 面積:1432.6 km²
ボール市はトルコ中央アナトリア地方のニーデ県にあり、豊かな歴史・文化を持ち、教育に熱心な市である。古代カッパドキア地域の南に位置し、ヒッタイトやペルシャの遺跡、古代トルコの用水路、ローマ帝国時代の墓場など、紀元前5000年から16世紀までの時代の遺跡が多数所在している。多くの祭りが毎年ボール市の主催・後援により行われている。

経済は観光業、貿易、農業、放牧・酪農・肉生産、砂糖・糖蜜生産、ピクルス・ビネガー生産、織りじゅうたん、大理石採掘、及び皮革製造業に支えられている。
ぶどう畑と果樹園(主にりんごとアプリコット)があって、ボール市のりんごはトルコと中東ではとても有名である。ボール市はアナトリア内陸の要所に位置し、その地域の貿易の中心となっている。

ニーデ大学付属のハリル・ゾレ・アタマン職業学校、ボール職業学校及びボルスポーツアカデミーもこの地区屈指の優れた教育機関である。

【紀元前1000年の用水道】
【町の概観】
HP http://www.bor.bel.tr/
提携希望先 文化及び教育方針などを反映し合える都市と姉妹提携を希望する。
希望交流内容 教育・文化・貿易

(掲載年月 2010/7)

カスタモヌ市
概況

人口:80,906
カスタモヌ市は、黒海地方に位置するカスタモヌ県の県都である。広い森林面積を有し、林業・木工業が主要産業である。農業及び鉱業も盛んである。

カスタモヌ市では、独特な建築様式で建てられた伝統的なトルコの家の素晴らしい例を見ることができる。市街から約15kmほどいったカサバ村には、セルジューク朝時代の1366年に建てられたマフムト・ベイモスクという重要なモスクがある。600年もの歴史がある建物がホテルとして使われている。12世紀に建てられたカスタモヌ城も素晴らしい所の一つである。カスタモヌ市には長い歴史と豊かな文化と壮大な自然の美しさがある。

市民は教育に非常に関心を持っている。

HP http://www.kastamonu.bel.tr/
提携希望先 -
希望交流内容 文化、観光、 教育、産業(農業及び林業、 商業)

(掲載年月 2010/4)

 
Flag_of_Palestine.svg.png パレスチナ

アルダハリヤ市(ヘブロン県)
概況

人口:42,000人/面積:167km²

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                 街の風景

県都のヘブロン市より約22キロ離れ、ヨルダン川西岸地区の南端に位置するアルダハリヤ市は、西岸地区の南門としてみなされています。当時のアル・ダハル・ベイバースという名のスルタンがアルダハリヤ市を戦略的な場所に置くこととし、古代都市ゴシェンの廃墟跡地に建設しました。街の名前は、そのスルタンの名前に由来しています。
アルダハリヤ市は様々な都市と村に囲まれ、人口は約4万人ですが、パレスチナ中央統計局の2018年の調査によりますと、近くの村を含めると6万人に達します。

アルダハリヤ市の都市計画によりますと、都心は約15㎢のエリアで、周囲のエリアは約120㎢です。その周囲のエリアは歴史的なエリア(167㎢)の70パーセント以上を占めています。アルダハリヤ市はヘブロン県の3番目に大きな都市であり、西岸地区の最南端の人口の多い都市です。

アルダハリヤ市のビジョン
「賑やかで、近代的で、先進的で、安全な街で、ユニークで起業家的な文化特徴のある街」というビジョンを市民、市職員、市の議会も実現することに努めていきます。

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市役所にて市の戦略計画に市民が参加する会議の様子

アルダハリヤ市の経済

ネゲヴ地域の10万人以上の居住者にとって、アルダハリヤ市は商業の中心地であり、グリーン・ライン(境界線)内側のビールシェバ市とその周りの西岸地区の南部で働いている労働者が集まる場所にもなりました。市の記録によりますと、商用ライセンスは1,040以上発行されました。市民のニーズに合う総合的な市場もあり、幅広い商品とサービスが提供されています。
ここにはパレスチナ領土の中の最も大きな畜産市場の一つもあります。
アルダハリヤ市の人口のうち、労働人口は68.6%です。そのうち52%はグリーンラインの内側で働いており、17%が公的な仕事、15%が農業、11%が商業、5%が工業の仕事に携わっています。

重要な機関
アルダハリヤ市では、政府機関と非政府組織が市民や近くの住民に必要不可欠のサービスを提供しています。
その組織とはヘブロン県南部商工農会議所、アルダハリヤ青年スポーツクラブ、中央警察、中央郵便局、救命救急センターや安全出産センターなどの医療機関、法律相談所、銀行4支店などです。

歴史と観光
アルダハリヤ市の旧市街は重要な歴史遺産としてみなされ、972の歴史的に貴重な建物があります。パレスチナの歴史的に貴重な建物の2.5%を占めています。

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          旧市街の路地

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旧市街にある復元された建物がゲストハウスとして生まれ変わった

市や寄付者により、様々な歴史的な建物や庭が復元されました。観光客用のサービスとセンターにも寄付されました。
アルダハリヤ市で一番有名な建物はアル・ハウハという旧市街の屋敷です。現在は、特徴的な建築で知られる要塞を建てたオスマン帝国軍のリーダーにちなんで、ファヴジ・パシャ センターと名づけられました。
また、美的統一性をもった幾何学的な建築を示している井戸や洞窟があり、
アナブビザンティン教会(紀元前600年)という教会は、ここ15年の間に発見された珍しい教会の一つで、面積は700m²です。

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ビザンティン・アナブ教会(紀元前6世紀)

旧市街に加えて、アルダハリヤの近くの町や村には、様々な時代の遺跡がいくつかあります。

家畜市場
市内には130年前から存在する家畜市場があり、パレスチナの様々な地域から家畜商人が来る場所です。市場は家畜飼育地域の中に位置し、現在は西岸地区で一番大きな市場とみなされています。
家畜飼育専門家が多く、とても重要な市場です。現在、西岸地区の家畜の価格はこの市場によって決定されています。
市は国際連合食糧農業機関の助成を得て、市場を発達させ、獣医サービス、検疫、飼料の倉庫を整備することができました。

遊びとスポーツ
アルダハリヤの人々はスポーツ(特にサッカー)に対しての愛でつながれています。
「Deers of the South(南の鹿)」という市のサッカーチームは国内トップレベルのチームです。
1974年に若いアマチュアのグループとして作られ、西岸地区カップ(1983)やパレスチナカップ(2012、2014)などの選手権大会で何度も優勝しました。

アルダハリヤ市遊園地
アブ・ハルバ公園は、市によって西南部の元ゴミ処理場の20000m²のエリアで設立されました。
市は2015年に、この地域では初めての遊園地を自己資金で設立しました。


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           市立遊園地の様子

HP https://www.facebook.com/AldahriehPS/(アラビア語のみ)
提携希望先 英語で交流できる自治体
希望交流内容 遺産と歴史的な建物と関係のある、教育や文化の分野で交流希望の自治体

(掲載年月 2022/3)


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このページに関するお問い合せ先
交流支援部交流親善課
Tel :  03-5213-1723
Fax :  03-5213-1742
Email : shimai@clair.or.jp
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